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携帯電話業界にも不景気の波

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右肩上がりで成長してきた携帯電話業界だが、今年は成長が鈍化しそうだ。

Nokiaが先週、第1四半期の業績報告書を発表した。携帯電話の出荷台数は引き続き2ケタ台での増加を見込むというが、収益の増加率は鈍化しそうだという。弱いドル、原料急騰などの影響は免れられないようだ。

Sony Ericssonも3月、第1四半期は当初の目標に達しないという予想を明らかにしている。

平均販売価格(ASP)は減少傾向にあり、携帯電話メーカーのフォーカスは、成長中の途上国市場でいかにして収益性を上げていくかになる。

NokiaとSony Ericssonはこれ以外にも戦略がある。2社はともに、携帯電話からの事業拡大として、インターネット・サービスにフォーカスしている。Nokiaは今月、音楽ダウンロードサービス「Nokia Music Store」をアイルランド、オランダでオープンしているし、Sony Ericssonも音楽サービスを今年開始の予定だ。

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