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MWC日記・その3、スペインのアメリカ人

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今年はモバイルLinuxと思っていたら、MicrosoftがDangerの買収とSony Ericssonとの提携を発表して、盛り上げてくれた。Microsoftは毎年、会場の正面にあるホテルに陣取ってホスピタリティの場としているが、初日午後、このホテル(Texas Instrumentsも毎年ここだ)に行くとアメリカにいる気分だった。というより、今年はアメリカからの来場者の比率が絶対に増えた。

たとえばNokiaのプレス発表会で。最前列2列目に座っていると、後ろから大きな声で「Nokiaっていうのは、アメリカ以外の国では大手で、社長が今日言ったことはサービスに強化するってことで、それはGoogleみたいな企業と対立するかもしれないってことで・・・」と誰かが誰かに説明しているのが聞こえてくる。あまりに声が大きく、Nokiaの幹部も苦笑い。欧州のプレスから「うるさい」とやられていた。

iPhoneやGoogle/Android、Yahooなどアメリカでもモバイルが重要になってきたことを受けての動きと思うが、当の米国モバイル企業Motorolaはというと元気がない。端末の発表はなかったし、去年は大きな広告を出していた会場向かいのスペース、今年はSamsungになっていた(写真)。
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