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Nokiaのシェア、ついに4割

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Nokiaのシェアがついに4割になったようだ。同社が先週発表した第4四半期の業績報告書でそう見積もっている(ニュース記事はこちら)。

私がNokiaの取材を始めたころ、たしか2003年にシェア4割に近づいたことがあったと記憶しているが、その後Nokiaは一時的に不調になり、シェアを落とした。発表会などで、折りたたみ式携帯電話で出遅れたこと、Ngageの失敗などを手痛く指摘され、WiMAX Forumに出たり入ったりしていた。オペレータのポータル戦略が欧州でも本格化したころだ。

今回の4割は、2番手米Motorolaが不調だったこと、勢いが衰えたLG、それにSamsungの攻勢が限定的なことなども追い風となった。個人的には、CEO交代がNokiaの事業にどのような影響を与えるのか危惧していたが、Nokiaを携帯電話最大手に仕立て上げたJorma Ollila氏の後を継いだOlli-Pekka Kallasvuo氏、12月にアムステルダムで見たときは貫禄がついてきた感じだった。 

携帯電話といえば、成長国では一人一台(以上)、途上国では一家に一台の必需品だ(海外速報部ログにあるように)。10人の携帯電話所有者のうち、4人がNokiaというのは、ちょっと気持ち悪いかもしれないが、多彩なラインナップを考えるとそうでもないかなあ。

で土曜日、知人の子供(12歳)の誕生日会。両親から”初の携帯電話”としてSamsungをもらった彼によると、学校ではSamsungかLGらしい。

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