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iモードのBouygues、3Gをやっとスタートへ

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フランスでiモードを提供する仏Bouygues Telecomがやっと3Gをスタートする。

Bouyguesは、11月19日より、首都パリを含むフランスの11の都市でWCDMA/HSPAサービスの提供を開始する。当初のターゲットは、携帯電話というよりノートPCなどの携帯式コンピュータで、USBモデムを提供する。エンドユーザーには、端末が出揃う2009年ごろに移行を促すという戦略のようだ。

フランスで3社あるオペレータのうち、3Gをスタートしていないのは同社だけ。シェア最大手の仏Orangeと2番手仏SFRはすでに2004年にスタートしている。これに関して、Bouyguesは以前から規制当局より、入札で獲得した3Gライセンスを利用するよう求められていた。すでに1度期限の延長を受けており、今回の期限である11月30日にスタートしない場合は罰金となっていた。

Bouyguesが19日に開始する3G+はHSDPA/HSUPAをサポートすることから、3Gを通り越していきなり3.5Gの提供となる。速度は、上り最大1.4Mbps、下り最大4Mbps。2008年には下り速度を7Mbpsまで引き上げるという。当初、人口の約20%をカバーし、2009年末には人口70%カバーを目指すという。

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