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HSUPA、フランスでは2008年にスタートへ

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フランスのオペレータSFRが先週、HSUPAのデモとともに、来年第1四半期にHSUPAの商用サービス開始を発表した。

SFRは2006年に「3G+」としてHSDPAをスタートしており、現在の伝送速度は下り最大3.6Mbpsという。今回提供するHSUPAでは上り最大1.4Mbpsの実現を目指す。同社は先日、DailyMotion、YouTube、Google Maps、MySpaceなどのインターネットサービスをパックにした「Best of Web」というVodafone Live!のオプションサービスやデータ定額制を開始しており、3G+とともに先進ユーザーへのアピールを狙う。同社によると、3Gと3G+のカバーエリアは現在、70%という。

先日、英国ロンドンでEricssonのカンファレンスに出席したが、HSDPA/HSUPAの出だしは世界的に好調のようだ。

その一方で、こんな数値もある。SFRによると1370万人のユーザーがマルチメディア対応端末を手にしており、そのうちVodafone Live!のアクティブユーザーは420万人。モバイルインターネットの利用は浸透にはまだほど遠いといえそうだ。

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