CarrefourもMVNOとして携帯電話事業に参入
先日、仏大手小売店のAuchanがMVNOとして携帯電話事業に参入するというエントリを書いたが、あれから2週間も経たないうちに、今度はCarrefourが参入を発表した。
Carrefourのサービス名は、「Carrefour Mobile」。Auchanと同様、プリペイドのみで、手軽さと価格が特徴のようだ。通話料金は毎分0.39ユーロ(仏国内のみ)で、Auchanより0.01ユーロ安い。プリペイドカードは4ユーロから32ユーロまで。SIMカードは15ユーロ(通話4ユーロ込み)で、これは既存オペレータの半額。こうなると、使い捨て感覚で利用する人もいるかもしれない。
端末は、49ユーロの仏Sagem「Sagam My100x」を筆頭に、米Motorola、韓Samsungの3機種。
「Carrefour Mobile」は11月8日に提供を開始する予定。
CarrefourとAuchanはライバルというよりも、共同で小売店での携帯電話事業を立ち上げ、定着させていく“同士”の関係かもしれない。フランスでも、ポストペイドだと最低1年のしばりがあるが、2社が打ち出した料金プランを見ると、携帯電話のあり方が広がってきていることに気が付く。日本でもソフトバンクモバイルの新価格が話題となっているが、こういう存在が市場を活気付けるとすれば、すばらしいことだと思う。
そういえば、日本にもまだCarrefourはあるんだっけ? ずいぶん前に千葉幕張メッセの近くのCarrefourに入ったことがありますが、店内はがらんとしていた記憶があります。日本はああいう大型スーパーは受けないのかなあ。Carrefourのサイトを見ると、中国・上海に、83店舗目のお店(売り場面積9710平方メートル!)を開店したというリリースがありましたが。