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空港でノートPCを落としたら・・・

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日本に帰国して、気が付いたことーー人々が持ち歩くノートPCが薄く小さいことだ。実はこれ、私が持ち歩くノートPC(「ThinkPad R51」)を見た人から、「そんな分厚いものを持ち歩いているの?」といわれたのがきっかけ。改めて周囲を見渡し、自分の格好悪さを納得させられた。。。

欧州ではどうだっただろうと思い出す。パリのカフェなどでノートPCを使っている人は、私のThinkPad R51とそれほど変わらないサイズと思う。ノートPC持参者が多い技術系カンファレンスでも、それほど自分のPCが目立って大きいと思わされたことはなかったなあ。私個人はというと、安全のため、出張以外ではめったにノートPCを持ち歩かないが。

そのノートPC、持ち歩く人が増えているから、落とす人も増えている。世界で最も利用者が多いといわれるロンドン・ヒースロー空港では月平均120台のノートPC“落し物”が届けられるそうだ。空港側では約3カ月保管し、問い合わせがなかったノートPCはその後競売にかけているらしい。その数が最低でも月15台程度。つまり、約12%のノートPCが持ち主に出会えないことになる。

この話を聞いて、少し前にパリの地下鉄の落し物係を取材した日本の新聞の記事を思い出した。落し物は傘から現金までさまざま。日本人観光客が落としていったと思われるものもあったようだ。

日本よりも治安が悪いといわれる海外で落し物をすると、どうせ届けてくれる人はいないだろうと思って(旅先でもあることだし)あきらめがちだが、正直な人はどこにも必ずいるようで。ちょっとうれしくなる話だ。

なお、ヒースロー空港では、ノートPCはじめ、携帯電話やPDAなど落し物として届けられた電子デバイスのうち、40%が再び持ち主に出会えることなく保管されたまま(その後競売)という。

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