ジャズとサッカーとかけてBPMと解く?
IDS Scheerのイベント「Process World」に参加するため、オランダ・アムステルダムに来ています。
イベント初日の18日、IDS Scheerの創業者であるAugust-Wilhelm Scheer博士が基調講演を行ったのですが、45分間の基調講演のうちの10分強は、Scheer博士自らがサックスを手に取り、自慢のジャズ音楽を演奏しました(左の写真、Scheer博士は右)。
もちろんエンターテイメントも目的の一つですが、最大の目的は“現在の企業はジャズバンドのようにあるべき”という自論を説明することです。ジャズ音楽のように、即興(=企業の場合は創造性)の自由を残しつつ、フレームワークを持つというのが今後の企業が目指すべき姿、とScheer氏は述べます。そして、BPMやSOAに触れては「次のテーマの前に1曲」と、スライドのリモコンとサックスを交互に持ち替えながら、スピーチを行いました。
この日、Scheer博士たちは5人でジャズを演奏したのですが、Scheer博士以外はプロのジャズミュージシャン。素人の私には、初顔合わせとは思えない素敵な演奏でした。
なんでも、Scheer博士は16歳からサックスを初め、22歳過ぎに中断(仕事や家庭で忙しくなったことが原因だそうです)。サックスを再び手にとったのは 43歳とのこと。そういえば、私の友人にもうひとり、ソフトウェア関連の会社の社長でジャズバンドでピアノを演奏する人がいますが、演奏やバンドの経験が会社経営に役立つといっていました。
さて、IDS Scheerはドイツの会社。ドイツと言えば、ご存知、来月にスタートするWorld Cupの開催地です。IDS Scheerによると、同社のサッカー好きな社員が中心となり、今年のWorld Cup中、同社のビジネスプロセス管理ソフトウェアを用いて実際に行われたサッカーの試合を分析・評価するプロジェクトをはじめるそうです。専用のWebサイト「http://www.improveyourteamplay.com」も立ち上がっていますので、サッカーファンはお見逃しなく。
*写真は、同社オランダ支社のStraaathof氏。サッカーボールを手に登場、このあと“キックオフ”として実際にボールを蹴りました。