FMC実現を目指し、英NTLがVirgin Mobileを買収へ
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英国最大手のケーブル事業者NTLが英Virginグループの携帯電話事業社Virgin Mobileを買収する。2社が4月4日に発表したもので、買収金額は約9億8590万ポンド(約1971億8000万円)! 昨年末ぐらいから買収交渉が伝えられていたが、やっとNTLはVirgin Mobileを手中に収めることができそうだ。
Virgin MobileはMVNOとして英国を中心に展開しており、直前の3日より仏市場にも参入したところ。初の非英語圏、初の欧州大陸進出として注目されている。MVNOの競争が激しい英国では、そのブランド力からもトップとされている。
NTLはVirgin Mobile取得により、ブロードバンド、TV、固定網電話、携帯電話の4つのサービスを提供する“クアドラブルプレイ”を実現できるとしている。英Reutersなどの報道によると、今後1年間でVirgin Mobileの持つブランド力を生かし、再ランディングを行う計画を明らかにしているようだ。
なお、Virgin Mobileはフランスの次のターゲットとして中国市場を狙っているという、こんな報道も。
フランスのVirgin Mobileの料金体系などを調べようとサイトを見てみたのだが、トップページにはいきなり、ふてくされた顔の女の子の写真。詳細資料にも、赤を基調とした“ユニークな”写真が並ぶ。これが英国のセンスなのだろうか。
*写真は、ロンドンのVirgin Megastore。フランスにはパリ・シャンゼリゼ通りにVirginのフラッグシップ店となるVirgin Megastoreがある。
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