Craig Davidが登場、3GSM
バルセロナで開催された3GSMで、3日目の基調講演に英国のシンガー、Craig Davidが登場。ヒット作の“Fill Me In”を替え歌にして、モバイルエンターテイメントへの期待を表した。
Davidは「ガジェット大好き」だそうで、自身の創作活動に携帯電話などのモバイル機器を役立てているらしい。「東京にいったとき、感動したシーンを携帯電話を使って写真に撮り、英国のスタジオに戻ってその写真をみてインスピレーションを得ている」とDavid氏。氏のスピーチで日本が言及されることが多く、日本からかなりのインスピレーションを得ているようだった。また、SMSを使って自分の部屋の照明や温度を操作するといっていたが、これはすでに実現しているのだろうか。もちろん、自分のファンが音楽やその他のサービスをダウンロードできるようになることにも期待の意を示した。
この日は、米国で大ヒットしたオーディション番組“American Idol”を作成したメディア企業のFreemantle、モバイルに進出したMTVのCTOらが登場、モバイルエンターテイメント市場が立ち上がるためには、オペレータとコンテンツ企業がより協力しなければ、という見解で一致していた。調査会社の英Informa telecom&mediaによると、モバイルエンターテイメントは2010年に428億ドル市場となる予想らしいが、これは全エンターテイメントからみるとほんの一部(4%)に過ぎない。ビジネスモデルの確立をはじめ、まだまだ課題はたくさんありそう。
今回もバルセロナ安全情報。MotorolaのブースでPCの入ったリュックを背負って取材をしていたのだが、Motorolaのスタッフに「リュック、気をつけたほうがいいよ」と言われた。なんでも、バルセロナ入りしているMotorolaスタッフの中で、スリにあった人が3人もいるというのだ。こんな大きな人たちでも狙われるとは。。。
私の話をすると、ホテルの部屋で携帯電話を失くしたので部屋中を探し回っていた。そのときベッドの下に財布を見つけた。中を見ると、所有者であろう男の子(8歳)の写真入図書館カードがあり、パパとママの電話番号が書いてある。もちろん、お金も入っている。フロントの人に届けると、どうして持ってくるの?という顔をしながら、「なんでもらわなないの?」という。え? ・・・ちゃんと持ち主に届くといいなあ。。
さて、金曜日の朝、無事にフランスに戻りました。こちらの曇り空を見ると、バルセロナの太陽が恋しい気もしますが、緊張した1週間が無事終わり、ほっと一息です。
*上の写真2つはCraig David氏。かっこよかったです。下の写真はバルセロナ市街にあるBarで。ひさしぶりに魚介類のタコを見ました。