国際電話も無料! 競争続くフランスのADSL
少し前にフランスのADSLサービスについて書きましたが、今年からわがISPは国内固定電話無料に加えて、国際電話(固定)も一部無料になりました。昨年末にそのニュースを聞いたとき、これでSkypeに頼ることなく日本の友人や家族と話せる!と喜んだのですが、ふたを開けてみると、残念ながらわが祖国、日本は「一部国外」の中に入っていませんでした。それでも、英国、ドイツ、米国、中国、オランダなど14カ国への通話が無料。仕事やプライベートでよく電話をかける国がほとんど入っているので、満足です。
もちろん、私の友人でおなじISPに加入している、「一日中中国語のTV番組を観ている」と以前のエントリで紹介した友人は大喜び。彼女、相変わらず仕事をしていないので、TV、電話と、このISPのサービスを大いに活用するんだろうなあ。
同じく1月1日より、わがISPは他のISPベースの固定電話への通話は「有料」とポリシーを変更しました(以前は国内固定電話はすべて無料でした)。つまり、隣の市に住んでいる友人(フランステレコム)に電話をかけるのは無料、隣のビルに住んでいる他社ISPの電話番号を持つ友人への通話は1分0.043ユーロ、すぐ近くであろうと携帯電話の場合は有料、そして、遠く離れた米国や英国の固定電話とは何時間であろうが無料ということになります。
携帯電話のオペレータの中にも、一定料金を払うと国内固定電話にかけ放題サービスを提供するところがあり、かなり「電話料金」に対する感覚が変わってきた気がします。
料金の話でもう一つ。わがISPではありませんが、年末に「最初の1ヶ月間は技術サポート電話が無料」とうたったISPの広告を見かけました。実は、この国ではサポートへの電話は有料、しかも通常の通話料金より高く、必ず5分は待たされる、というのが当たり前です。
*写真は新年を祝うパリ市のポスター。“新年おめでとう。健康、愛、幸せ、トラムウェイ”とある。トラムウェイとは、すでに一部開通しているトラム(路面電車)が今年さらに拡充されることから。でも、わが家のある北部地域にトラムがやってくるのはまだ先。