日本の携帯電話メーカーは今後どうなる?
9月7日に開催されたNokiaのカンファレンスで、新たに戦略担当に就任したAntti Vasara氏は、今後の携帯電話市場を見通して、「大手はますますシェアを伸ばし、シェアの小さなメーカーは(生き残りの)選択を迫られるだろう」とコメントした。市場の淘汰が進んでおり、新規参入の壁はさらに高くなっているという。
たしかに、調査会社各社が発表した第2四半期のシェア値を見ると、Nokia、Motorola、Samusung、LGなど大手はシェア値を伸ばしている。この間、SiemensとSendoが事実上撤退した。NokiaとMotorola2社のシェア合計値は同期、5割を上回った。
気になるのは、日本の携帯電話メーカーだ。NEC、パナソニック、シャープなどが海外市場参入を試みているが、欧州に限ってみると市場への割り込みは必ずしも簡単ではないようだ。三菱電機は撤退しているし、一時撤退した後に再参入というメーカーもあったはず。現在、各社は海外進出するiモード、Vodafoneなど欧州オペレータのロゴ入り端末を足がかりにしているようだが、決定的な策はなかなか見つからないようだ。
それを考えると、Samsung、LGなどの韓国勢はすごいと思う、・・・・・・というような話を以前ある日本の携帯電話メーカーの欧州地区担当者にしたところ、「SamsungはNokiaからたくさんヘッドハンティングしたらしい」とのこと。本当かな?、とも思ったが、そういえば、Samsungの広告でNokiaに似たのがあったなあ。。。
Nokiaによると、年内にも世界の携帯ユーザーは20億人に達する見込みだそうです。
*写真は、Nokia本社に並んでいた昔の携帯電話。ずいぶん小さくなったものだ。