第1報＆Microsoftの視点

皆さんこんにちは。末岡です。

今回ITMediaさんの場所をお借りして、ブログをスタートすることになりました。

＠IT時代、ドメインだけは取得したものの、ホームページも持っていないし、何より機械オンチの私がブログをするなんて、時代も変わったものです。（しかも、テスト期間中に少しやってみると意外と簡単！）

さて、プロフィールにある通り、現在のベースはフランス・パリです。ここから欧州のITニュースを紹介していくつもりですが、ブログというメディアの性質上、どうなることやら・・・。楽しみながら情報発信していきたいと思います。よろしくお願いします。

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ブログといえば、ここフランスはブログブームまっさかり。何でも、ブログで利用されている言語としては、フランス語は英語に次いで2番目に多いのだそうです。順位はさておき、この国の人は、おしゃべりが好きだし、議論が大好き、しかも自分のことを話し出すとエンドレス、、、という人が多いので納得です（ある人が「ドイツではこうはいかない」といっていたのですが、これもなんとなく、納得・・・）。

この4月には、ブログのカンファレンスがパリで開催され、私も参加しました。日本人ブロガーとして世界的に有名な、ネオテニーの伊藤穣一氏（日本のシックスアパートの会長もされていますね）をはじめ、主催社でもある米Six ApartのBarak Berkowitz氏、Yahooに買収された米Flickrの共同創設者Caterina Fake氏などなど、そうそうたる顔ぶれ。かなりコアな人たちが世界から集まり、議論は哲学的な内容にまで発展していました。このカンファレンスについては、Media Selectさんに掲載しているコラムで紹介しました。興味のある方は読んでみてください。

さて、欧州では目下、欧州憲法が話題です。フランスに次いで、オランダでも国民投票の結果、批准に否決となりました。純粋に憲法に対して票を投じるというよりも、この国民投票が政党間の勢力戦いに利用されているような気がして、個人的に疑問が残ります。（これでユーロが安くなったのは、私には歓迎すべきニュースでしたが）

ITでは、EU（欧州連合）と米Microsoftとの間の長期化している独占禁止法違反問題があります。Microsoftは先週、EU市場向けとしてWindows Media PlayerをバンドルしていないWindows XPを発表、まずは6月中に英・独・仏・伊・スペインの5言語がリリースされ、その約1カ月後には、チェコ語やスウェーデン語など10言語が登場します。なんと合計15言語。

そう、一口にEUといっても他民族・多言語地域です。EUは昨年5月に拡大し、現在総勢25カ国、公式言語は20言語になっています。