VoToLと4GバイトのSDメモリー
規格外であることは承知の上で、4GのSDメモリーカードを買ってみた。秋葉原のショップで、バルクのものが13900円だった。
買ってきたカードは、手元のデジタルカメラでは全滅だったが、Let's note light R4と、アイ・オー・データ機器のUSB2-W12RWではうまく認識された。買った状態で、Let's noteでプロパティを確認すると、予想通り、FAT32でフォーマットされている。
この夏にはSDメモリーカード規格Ver2.00準拠のSDHCカードが出荷されることになっているが、それまでのつなぎ程度と考えての購入だ。
想定していた用途は、録画しておいた朝のニュースのMPEGファイルをでかける前にコピーし、移動中にパソコンで見るというものだ。LAN経由でパソコンに直接コピーしてもいいのだが、無線LANでは時間がかかるし、有線LANをつなぐのはめんどうだ。でも、カードリーダーライターを使えば、1時間分2ギガバイト強のファイルを約3分30秒でコピーすることができる。さらに、前日見ることができなかったテレビドラマを1本程度入れてもまだ余る。やっぱり大容量は便利だ。
うれしい誤算は、この規格外カードがNECから貸し出してもらって評価中のモバイルマルチメディアプレーヤーVoToLで認識でき、問題なく再生できたことだ。この製品の仕様として、SDカード上のメディアファイルの再生はレジュームすることができないので、ハードディスクにコピーしたファイルと違い、直前に見ていたところからの再生はできないが、メモリカードはカンタンに差し替えができるので、電車などで座れたらパソコン、立ったままならVoToLで見るといった使い方ができる。
ポータブルメディアプレーヤは、いろいろあるが、対応ファイル形式に制限が多く、どれも再エンコードが必要で、毎日コンテンツを入れ替えて持ち歩くという使い方をするには、かなり手間暇がかかる。単純にコピーすればそれでいいというのは、思った以上にラクチンだ。