ハイ・パフォーマーが持つ10の力
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クレイア・コンサルティングの調です。こんにちは。
テクノロジー系メディア、Mashableにて、採用時に見極めたい7つのスキルがまとめられています。
7 Key Job Skills to Look for When Hiring
特に採用時に役立つ、との話ですが、ちょっと漠然としているような印象。
- Communication Skills / コミュニケーションスキル
- Multi-Tasking / マルチタスク
- Enthusiasm / 熱意
- Decision-Making / 意思決定力
- Organization / 組織力
- Integrity / 誠実さ
- Likeability / 好感が持てる
この記事が書かれる元となったのは、経営幹部の支援サービスを行っているCorporate Executive Board(CEB)が、今日の不安定な経済情勢の中でも高い業績を出し続ける人の特徴として、2012年12月に発表した10の能力(competency)に関するリリースです。
CEB Identifies Anatomy of the New High Performer
10 competencies that, when exhibited together, set high performers apart from their co-workers
同時に発揮することが出来れば、同僚の中でも一層際立ったハイ・パフォーマーを生む10の能力
とのことで、この同時、というのが理想的な姿だとか。なかなか実現は難しいですね。自社にこのような要素を持ち合わせた方はいらっしゃるでしょうか?
- Ability to Prioritize / 優先順位付けが出来る
- Works well in teams / チームで働ける
- Organizational Awareness / 組織感覚を持つ
- Effective Problem Solving / 問題解決に優れている
- Self-Awareness / 自分のことをきちんと把握している
- Proactivity / 主体性がある
- Ability to Influence / 周囲に影響を与えることが出来る
- Effective Decision Making / 意思決定に優れている
- Learning Agility / 素早く学ぶ
- Technical savvy / テクノロジーに精通している
興味深いのは、MashableよりもCEBのほうがテクノロジー寄りでは無いにも関わらず、テクノロジーの要素が入っていること(Mashableとしては当然持っているもの、という認識なのかもしれませんが)。
前回のエントリでも未来を形作る要因の1つとしての「テクノロジの進化」に関連した記事を紹介しましたが、今やテクノロジーは業種や職種を問わず、必要になってきているのではないでしょうか。
昨日お会いした某社の人事担当の方も、Ruby on Railsというプログラミングを勉強している、と語っていました。人事としても、テクノロジーを理解していないと、テクノロジーを操ることが出来ず、置き換わっていってしまう可能性があるのかもしれません。私も昔Javaをちょっとかじったことがあるのですが、改めて、きちんと勉強してみようか、と気持ちを新たにしています。少しでもやっていると、テクノロジーに何が出来て何が出来ないか、どういった能力が今後必要になるか、というところについてある程度の見当がつくところが効用としては大きいかと思います。
本日は短いエントリでしたが、ご一読感謝!
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例えばOrganizational Awareness(組織感覚を持つ)という能力については、当社の人材アセスメントでも「組織感覚力」という能力(コンピテンシー)を定義して測定を行っています。より客観的な能力の棚卸しが必要な場合に、もし予算があるようであれば、自社以外の外部の目によって潜在的な発揮能力を測定する人材アセスメントをご検討いただければと思います。当社が定義するコンピテンシーをお知りになりたい方は、お気軽にご連絡ください。
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