変革とイノベーションを生む会社をつくるための7つのステップ
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クレイア・コンサルティングの調です。こんにちは。
本日は変革とイノベーションについて、SmartBlog on Leadershipの記事をご紹介します。
7 steps to creating a transformative and innovative company
変革とイノベーションを生む会社をつくるための7つのステップ
変革(transformation)という言葉が市民権を得て、日本でもかなりの時間が経ちましたが、なかなか方法論まで高めるのが難しいのは周知のところかと思います。
実際にはかなり周到に準備をして、注意深く進めていくことが必要になりますが、具体的にどのように進めるのか、BTM社の創業社長であるFaisal Hoqueがその手法を紹介しています。
そもそも、変革というのは生物学や遺伝学の用語で、外因性の(exogenic)何かが要因となって個々の細胞の性質が変えられることを言うようですが、
The transformative process is nearly identical for every organization today: Introduce a new goal, add the variable (exogenic factor) and transform it into creativity and innovation.
この変革プロセスは今日全ての組織においてほぼ同質のものとなってきている。新たな目標を設定し、変数(外因的要素)を追加し、それらを創造的でイノベーティブなものへと変化させるのだ。
そのステップは次の7つの過程で進むとのこと。
- Human nature is driven by wants and/or needs.
人間の本性はウォンツとニーズの両方あるいはいずれかによって突き動かされる。
- We develop strategies to develop tactics to turn those wants and needs into goals.
これらのウォンツとニーズを目標へと変換させる方策のための戦略を立てる。
- With tactics in place, we can formulate a plan or call to action to achieve our goals.
この方策があることで、我々の目標を達成するための計画を策定したり行動を呼びかけることができる。
- The plan or call to action involves setting personal or business objectives and determining the most appropriate technologies to implement them.
その計画や行動への呼びかけには、個人的あるいはビジネス上の目的を設定することや、戦略を導入するために最も適切なテクノロジを決定することが含まれる。
- When the business objectives are combined successfully with the appropriate technologies, the result is convergence -- the seamless merging of both to attain goals.
ビジネス上のも公的が適切なテクノロジと成功裏に統合された場合、その結果は一つに収束(convergence) - 目標を達成するために双方がシームレスに融合 ― する。
- Convergence makes it possible to create a viable economic model applying enabling technologies, essential in the process of satisfying the wants or needs.
収束は実行可能なテクノロジを適用した発展可能な経済モデルを創りだすことを可能とし、ウォンツやニーズを満たすためのプロセスには欠かせないものとなる。
- Transformation occurs when the individual or enterprise has successfully begun a new course to achieve its goals.
個人や企業が目標を達成するために着実に新たな進路を策定し始めることにより変革は推進される。
直訳だとかなり堅い調子になりますが、意外と忘れがちなのが、テクノロジの選定ではないでしょうか。
どのようなテクノロジやプラットフォームを利用することで変革を実現するのか、というポイントは、Hoque氏がキーワードとして用いる収束(convergence)のためには欠かせないもののようです。
上記はステップというよりは、考え方のプロセスのような感じですので、このような思考プロセスで変革が推進されているかをチェックするためのリストとしてお使いいただくのがよいかと思います。
そして重要なのは
The process is repeatable -- in fact it loops -- continually transforming actions
このプロセスは反復可能 ― 実際は永遠に反復し続ける ― であり、継続的に行動を変革し続ける
ということです。経営環境が目まぐるしく変わる中では永遠に変革し続けるしかないということでしょうか。
キーワードはChange、Innovation、そしてSustainabilityとのことですが、この方面に関心のある方は、Hoque氏の著書、The Power of Convergenceをお読みいただけば。
お読みいただきありがとうございます!
今週もよろしくお願いいたします。
~
組織の変革/改革は、上記のとおり、綿密な計画と重層的かつ継続的なプロセスが必要となります。
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