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会社があなたに知ってほしくない9つの秘密

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クレイア・コンサルティングの調です。こんにちは。
今日は金曜日なので、ちょっとくだけた話題を。

BUSINESS INSIDER War Roomより、Cynthia Shapiro氏の新刊、"Corporate Confidential (企業の機密事項)"から、いくつかの秘密をバラしています。



9 Secrets Your Company Doesn't Want You To Know

会社があなたに知ってほしくない9つの秘密

http://www.businessinsider.com/cynthia-shapiro-corporate-confidential-2011-7?op=1



例えば、出世したいと思うなら上司と良好な関係を築かねばならない、といった事項は誰もが知っているはずですが、逆に会社があなたに知って欲しくないことも多々あるのです、とShapiro氏は語ります。

では参りましょう。


All companies have blacklists
One of an HR department's secret objectives is to remove unwanted employees while legally protecting the company. And most are very good at it. Companies try to "manage out" these employees, by giving them impossible tasks with unrealistic deadlines.

全ての会社はブラックリストを持っている
人事部の隠された業務の一つは、会社を法的に守りながら必要の無い社員を消し去ることである。そしてたいていの場合はうまくやってのけている。会社はこのような社員を"うまく追い出す"ために、不可能なタスクを非現実的な〆切でやるように指示したりするのだ。


無視されてたり、働きすぎだったり、やたら給料が安かったり、どうにも成功しそうにないプロジェクトにアサインされていたら、疑ってみてください。


HR executives are instructed for years not to tell you what you've done wrong
The hard truth is, many companies would rather incur bad feelings than be faced with the possibility of a lawsuit.

人事の幹部は長年、あなたが間違ったことをしてもそれを知らせないように訓練されてきている
冷酷な真実としては、訴えられる危険性に直面するよりかは、悪い気分になるほうを選びがち。


注意しなければならないのは、これは社員にとって何の助けにもならないのであって、間違いを訂正されるどころか、こそっと次の解雇リストの有力候補として名を連ねる可能性がある、のだそうです。怖いっ。


Your company will tell you to keep a work/life balance, and then fire you if you do it
While most businesses promote a "healthy work/life balance" to improve its public image, employees who work 50-hour work weeks are the ones being rewarded.

会社はワークライフバランスを維持するように言うが、でも実際それをすると解雇になる
多くの企業が"健康的なワークライフバランスを喧伝して世間からのイメージをよくしようとしているが、実際に評価をされるのは週50時間は働いている社員。


日本はもっと働いていますがね。。

著者は、重要なのは、その会社のunique value system(独自の価値基準システム)を知ることだと言います。そしてそれは自らで体得するしかないと。


Your company won't tell you're too old, or too young, but they will promote you or fire you depending upon it
But it's how old your appear that matters. Age doesn't have to impact your career unless you do something to reinforce the fears that your company associates with it.

会社はあなたに、歳をとりすぎているな、とか、若すぎるな、とかは言わないかわりに、年齢を基準に昇格させたり解雇したりする
しかし、本当に重要なのは、実際の年齢ではなくどう見えるか、だ。あなたの会社がそれぞれの年齢について抱いている不安を増強してしまうようなポカミスをやらなければ、年齢があなたのキャリアにインパクトを与えることはない。


若い人は軽はずみに見られてしまうので、出社は15分前、退社は定時の15分後、プロジェクトは時間内に終わらせることを心がけましょう。

高齢者は経験を買われるものの柔軟性を欠き体力が無いと思われがちなので、どうしても無理な時以外は病気休暇を使わず、ビジネスとテクノロジーの先端の話題に追いついておく必要があるそうです


Companies don't want your smarts unless you've shown respect first
It doesn't matter if you have good intentions. Correcting your boss in meeting and offering ways to make things better are not always perceived positively.

まず最初に敬意を見せない限り、あなたの知性は必要ない
あなたの意図が好意的かどうかは関係ない。会議で上司のミスを修正し、よりよい方法を提案することが、いつもポジティブに捉えられるとは限らない。


求められた時だけ意見を言いましょう、と(笑)。また、何か提案するときも、その手柄は上司に上げてしまいましょう。


How do you ask for a promotion? You don't
Telling management you think you're ready for a promotion before they offer one will make them nervous.

どうやって昇格をお願いする? ってその時点で無理
昇給や昇格を上層部から伝えられる前に自分から自分にはその資格があると言ってしまうと、彼らはナーバスになってしまう。


働き方でアピールをすべし。常に期待以上の成果を。

そして実際のところ、内部昇格は社員に伝えられるもっとずっと前から内々に決まっているものなのです。


Companies may not be able to remove you while on pregnancy or medical leave, but they can include you in a layoff, downsizing, or reorganization while you're away
They're also only required to return you to your "same or similar position" when you come back.

企業は妊娠中や休職中のあなたを解雇することは出来ないが、いない間に解雇や経営合理化や改組の対象者に入っている。
そして、企業が求められているのは、復帰時に「同じか同様のポジション」に戻す、ということだけだ。


不条理を避けるには、復帰の話など、何にせよまず上司に伝えること。人づてに話を聞いた上司は、あなたが知る前に解雇の算段を始める可能性が高いようです。


You might love wearing jeans to work, but you're getting fired for it
Many companies don't require a dress code anymore, but the judgments placed on dress haven't gone away.

あなたは会社にジーンズを履いていくのが好きかもしれないが、それで解雇されることもある
多くの会社ではもはやドレスコードが存在してなかったりするが、服装によって下される判断が消え去ったわけではない。


企業は服装はその人の考え方を測ります。保守的であるべし。できれば会社のトップと同じ格好で。


IT directors secretly and regularly scan all e-mails
You must assume all your e-mails are being read.

IT部門のディレクターはこっそりかつ定期的に全てのメールを読んでいる
全てのメールは読まれていると思ったほうがいい。


どんだけ今日が散々だったかとか、定時後が待ち遠しいとか、上司の悪口とか、全部読まれてますよー。



ということで、主にアメリカの、いろんな会社の秘密を紹介してみました。

別に、あまりびっくりしないですよね?当然のことばかりで。

でもまぁ、気をつけましょうね。


ご一読感謝!

TGIF!!



秘密裏にではなく、客観的な観点で社員を選抜したり、育成したりしたい人事関係の方は、ぜひ当社の人材アセスメントもご検討くださいませ。



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