どうせ「じゃじゃ馬」ならと、鏡音レンに英語の歌をうたわせてみた
「じゃじゃ馬」と言われている鏡音リン・レン。どうしてもリンに歌わせなくちゃいけない、というような欲求は特にないので、わたしの一番の希望は、男性のロックの歌をうたわせること。
鏡音レンに、そんな希望を抱いている人は少なからずいるのではないでしょうか。
初音ミクは、ベタ打ちしても感情が入ってくるような、すそ野の広い層に受け入れられるシンガーですが、リン・レンはそうではないみたい。
まあ、自分で試してみないとわからないので、しばらく試していました。
何をやろうかな、と考えていたんですが、鏡音レンの年齢設定は14歳。変声期前の、人間では固定できない頃の声を、使い手次第ではいくらでもうまくうたわせることができるわけです。
ならば、ロックの世界で少年合唱団的テイストを残すボーカリスト。ということで、グレッグ・レイクの歌う、しかも、JASRACフリーな楽曲。
ということで、「聖地エルサレム」にしました。最初は日本語でやろうと思い、カミサンに訳詞を作ってもらい、ピアプロに上げたのですが、そこで、見事な鏡音リン・レンバージョンを作ってもらいました。それが、これ。2時間で作ったそうですよ。
短時間でできる調整方法が制作者であるにゃふ氏ののブログに書かれているので、参考にされてはいかがでしょうか?
また、2ちゃんねるにあがっている、「雲の遺跡の人のtipsまとめ」という投稿と、「レン弄ってて気が付いたんだけど、何かに繋げた[あ][お]のトーンが激しく変わるのね」という投稿が役に立ちました。
で、CloseBox版エルサレムのほうですが、異なるテイストでいきました。
まず、英語でやる、ということ。そして、レンだけでやってみる。最後に、伴奏をオリジナルのオルガン曲にする、という差別化で。それで作ったのが、ピアプロのMP3。
発音の間違いとかあったので調整したものを、ニコニコ動画に投稿しましたので、よければどうぞ。今年最後のボーカロイド作品です。
このバージョンのオルガン伴奏は、numabe3さんの自作MIDI作品サイトより、データをお借りしております。ありがとうございます。
英語の発音方法は、以前に書いたものとほぼ同じやりかた。あんまり進化していません。あいまい母音のときにOPEを使うというのと、2トラックに子音と母音を分散させ、重ねることで不自然さを軽減させるというのを、わりと使いました。[m]や[s]などの裏技的発音をさせると次の音符が発音されないという問題も、2トラック化で解決しています。
まあ、中学生が覚えたての英語で歌ってみるとこんなかんじかも、と自分を納得させてます。14歳なんでかんべんしてやってください。
CrossOver Macでパラメータが見えない状態でいじるのは苦労しましたが、だんだん慣れてきました(苦笑)。十字カーソルのバグがなくなったので、ラインツールでBRE、OPE、DYNなどをいじっています。
もう1つ、JASRACフリーの、レンによさそうな曲を見つけたのですが、権利関係を確認するために必要な、JASRACのJ-WIDがただいまメンテでお休み中。
【サービス停止期間】
2007年12月28日(金)18:00〜2008年1月7日(月)9:00
こちらのほうは、曲を進めておいて、サービス復活後に確認してアップすることになりそうです。