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ある時はコンピュータの製品企画担当者、またある時は?

入試のシーズンが始まった

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センター試験なんて声が聞かれると、今年もまたやって来たなあという思いがする。親戚などの身近に受験生はいないので対岸の出来事のようにも感じるのだけれど、いずれは我が家にもやってくるイベントであろうことは間違いない。僕にとっては新聞に掲載される問題に手当たり次第に手をつけてみて、力試しをするシーズンの始まりでもある。記憶力が物を言う科目は端からあきらめで、勝負するのは中学入試の算数、または高校・大学入試の数学と決めている。

今朝の朝日新聞に、センター試験の数学Ⅰ・数学Aの問題が掲載されたので、早速取り組んでみた。ただどうも年々脳の錆付きが進行しているためか、本当にそうなのかは定かではないが、問題が次第に手強さを増しているように感じられる。例えば問3の図形の問題なんかは完全にお手上げである。図形の性質はすっかり忘れてしまったらしく、どこからどのように取り組んだらよいのか皆目検討がつかない。配点の30点は完全にあきらめである。残りの二次関数とか確率の問題にかろうじて取り掛かる気力が沸く程度のものだ。幸いなことに、因数分解とか解の公式ならばまだ記憶しているし、サイコロ転がしの確率ならば、地道に考えられるケースを漏れなく書き出すことができれば何とかなるだろう。

時間つぶしとは言え真面目に取り組んで見たつもりではあるが、何とかなりそうに感じた問題に対してすら無駄に時間がかかってしまった。結果的にとてもではないが上位校に入れる程の得点に達したとは思えない。こんな問題に取り組むのは年に一度きりなので、仕方ないという言い訳も認めてもらえるだろう。普段使わない脳細胞に急に負荷がかかったことで、脳が軋んでいるような気分であるが、それがまた心地良い。受験生がこの結果を見たら惨憺たる気分に陥るところだろうが、見ようによっては0点にはまだ程遠かったとも言える。道楽で取り組んでいる僕にとっては、まだしばらくは無駄な抵抗を続けて行くことを今後の楽しみとしよう。

近日中に高校・中学の問題も新聞に掲載されてくるはずだ。特にパズルのような難関中学入試問題の算数が面白く楽しめる。そして半分くらいは、娘にパパは健在であることをデモンストレーションする真剣勝負の場だったりするのである。今のところは尊敬を勝ち得ていると思うのだけれど、いつまで続けられるのか不安を感じるようになったら、それとなく知らんふりをして手を引いてしまおうかな。

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