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ある時はコンピュータの製品企画担当者、またある時は?

パスワードの管理が大変だ

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最近増殖して困っているものと言えば、各種システムやWebサイトのユーザーIDとパスワードである。特にインターネットで何らかのサービスを受けようとすると、大抵は個人情報を提供する羽目になり、ユーザーIDとパスワードを登録することになる。あまりあちこちに情報をばらまくのも薄気味悪いので、必要最低限に抑えるように心がけているのであるが、どうも何だか人質を取られているようで気分が落ち着かない。だからと言って、インターネットを使わないとまで割り切る程の信念があるわけでもないのである。ま、しょうがないかとぼんやりしていたら、ユーザーIDとパスワードを仕事用と個人用のを含めて全部で52も抱え込んでいた。

こんなに多くのユーザーIDとパスワードを記憶するのは不可能なので、どこかにまとめてメモしておかねばならない。手帳か何かに書き付ける人もいるようだが、万一手帳を落としてしまったらということを考えると、あまり持ち歩くのも望ましくないだろう、というわけで、結局僕はデスクトップPCのハードディスクの中に記録したものを置いている。これならば少なくとも落としてしまうリスクはゼロであるが、万一侵入されるようなことがあれば脆弱なことこの上も無い。結局どうするのが正解なのだろう。

仮に望ましいパスワード管理の方法がわかったとしても、ある一定のインターバルを置いて常に更新していかなければならない。そして更新する都度、次は何にするかで悩んでしまうのを防ぐためには、パスワードに何らかの規則を適用するようにしておけば良いかもしれない。例えば僕の知り合いの「鉄っちゃん」は、かつて東京駅を基点に東海道線を西に向かって一駅ずつ進むというやり方を採用していた。僕自身はおひつじ座、おうし座から始まる12星座の英語名称を順に使っていた。昨今はアルファベットだけのパスワードは許してもらえないので、これらをそのまま使うわけにも行かず、さらに数字を混ぜ込んで一ひねりをしなければならないようだ。

パスワードの必要性に疑問を差し挟むつもりはないが、管理をより簡単に行なう仕組みはないものだろうか。ふと疑問に思ってGoogleで「パスワード管理」をキーワードに検索をかけると、各種ツールやら個人のノウハウやらが多数引っ掛かってくる。なあんだ。管理しきれなくなっているのは僕だけではない、どうやら皆の共通の悩みであるとも言えそうだ。会社で使用するPCに勝手にフリーソフトを導入するわけにもいかないのだが、少なくとも個人用PCには何か定評のあるやつを導入してやろうと考えている。

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