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ある時はコンピュータの製品企画担当者、またある時は?

新幹線出張の日々

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僕が担当している製品の新バージョンの発表が130日にあったので、ここしばらくあちこちで製品説明をしてまわっている。聞く方は新鮮なのに話す方は同じことの繰り返し、と思われがちであるが、全く同じ資料で話をするのでもこなれ方が違っている。最初は慣れないのでぎこちないのであるが、次第に内容が充実してきて話す事も多くなるので、代わりに早口になってくる。だからアンケートなんかで、講師が早口でわかりにくかった、などと書かれると実は密かに少々凹んだりするのである。

相変わらずオフコンと呼ばれる事もあるマシンなのだけれども、かなり先進的なアーキテクチャーを採用していると思う。今回のバージョンアップは、今後の機能拡張を見据えたものであるので、その将来性を感じてもらうことができれば僕の目的は達成である。そんな思いが伝わったなと感じられるようなアンケートのコメントがあると大変に嬉しい。

移動も多くなるが、行き先のほとんどは東京・名古屋・大阪圏である。東海道新幹線、特にのぞみ号には何度乗った事か。その中でもいつかは乗りたいと狙っていた、新型のN700に先日やっと乗る機会を得ることができた。これのデビュー当初は東京朝6:00頃発とべらぼうに早く、僕は筋金入りの「鉄っちゃん」でもないので、とても早起きしてまで乗ろうという気力は湧かなかった。最近は編成数が増えたらしく、無理をしなくても乗れるようになった。よく言われるように、窓際席を確保できるとACプラグが用意されているので、車内でノート・パソコンを使うのに便利である。

来年4月になると車内無線LANが利用できるようになるらしい。でも実際には既に車内を無線が飛び交っているのである。列車走行中にたまたま無線LANの検索をかけてみたら、「N700G1」といったような名前のアクセス・ポイントが見つかった。さらに接続を試みてみると、さすがに無制限というわけではないらしく、暗号キーの入力を求められた。僕はハッカーではない善良(?)な小市民なので、とりあえずそこであきらめである。きっと限定されたユーザーを対象にパイロット・テストを実施しているに違いない。インターネットでどこかにモニター募集なんて広告が出ていないかと探してみたが、それらしいものは見つからない。JR東日本社員限定なのかもしれない。仕方ないのでおとなしく来年まで待つとしよう。

帰りの新幹線では、やはりおじさん達は缶ビールと柿ピーなどのおつまみというのが定番であるらしい。僕はアルコールは飲まないので、代わりにペットボトル入りのお茶と、チョコレートとかビスケットである。最近ハマっているのが、小麦胚芽入りビスコである。何だか幼児のおやつみたいだが、うまいものはうまいのである。はたから見ると完全にミスマッチだと思われているかもしれないが、人前でしゃべると疲れるので甘いものを補充する必要があるんだからしょうがないじゃないか。

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