オルタナティブ・ブログ > 高瀬文人の「精密な空論」 >

記者としての取材や編集者としての仕事の中から浮かんだふとした疑問やトピックをご紹介。裁判や企業法務、雑誌・書籍を中心としたこれからのメディアを主なテーマに、一歩引いた視点から考えてみたいのですが、まあ、精密でない頭の中をそのままお見せします。

11月15日、明治大学で『1点差で勝ち抜く就活術』(平凡社新書)セミナーを開催!

»
ごぶさたです。
というか、誰も覚えていないんじゃないかと思います。高瀬です。
最近は宣伝のときばかり出てきていて、面目ありません。

それで、臆せず宣伝なのですが、先月、平凡社新書から『1点差で勝ち抜く就活術』(高瀬文人・坂田二郎著)という本を共著で出しました。

明日11月15日、午後1時半から4時まで、明治大学紫紺館3階3S会議室において、学生向けのセミナーをやります。
もちろん無料です。

内容はこちらのブログにも書いております。

主催は平凡社さんですので、明治大学の学生さん以外でも参加可能です。事前の準備は不要ですが、大学指定の自己PRなどを書き込む履歴書があったら持ってきてください。

......そもそもこの誠ブログは就活生にリーチするところではないと思うので、ここを普段ごらんになっている方向けに、少し与太話をします。

私は就活コンサルタントではありません。大学の研究室に出入りしていて、仲よくなったゼミの学生に「エントリーシートを見てくれませんか」と頼まれたのが始まりです。以来、ボランティアでエントリーシートから面接の指導までを丸3年やってきました。ゼミの恒例となり、これから4年目が始まります。

私は、学生からお金をとったことがありません。
そこで本を出して、持ち出しの分を少し回収しようというわけです。
買ってね。

それはともかく、
最初に学生たちのエントリーシートを見たときの衝撃は忘れられません。
私は彼らとふだんの付き合いがあったので、彼らの本当の姿を知っています。
しかし、エントリーシートからは、彼らの「よさ」がすっぽりと抜け落ちていたのです。

彼らは行動力があり、いろいろな経験に飛び込み、ポジティブかつ思慮深い。
しかし、輝くものを持ちながら、真に自分を語る「ことば」を持たない。
これが、「就職難の真実」のひとつだろうと考えます。

自分を直視する勇気をもち、
そして、考える量をたっぷりとり、整理し、再構成する。
私が教えているのは、このことだけです。
しかし、それを理解してもらい、考える量をこなしてもらうためには時間がかかります。
私が直接教えている学生には、それをひざ詰めでやってきました。

やっているうちに、この方法は社会人にも有効だろうというように考えるようになってきました。

(たぶんつづく)
Comment(0)