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テレビのデジタル化がドライビングフォースとなり、全ての情報メディアが一旦、収縮する時代の羅針盤

FBIがアップルの魔法を奪い普通の会社に変えた春の製品発表

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  iPhoneSE!!?・・・9.7インチの小型iPad!!?・・・・アップルウオッチはベルトの発表?・・・・

あああああぁあ・・アップルが普通の会社になっちまった・・・・(と多くの米国ブログが嘆いています・・^^)

 環境問題なんか・・・プライバシーも大事だけど・・・・・アップルは社会貢献よりもプロダクトイノベーションの会社でしょ??? うーむ。



<出所 http://japanese.engadget.com/ >

 一体誰がアップルの魔法を奪ったのか・・・・そうだ、きっとFBIが悪いんだ・・・・許せん!! 絶対ゆるせん!!

<出所 TWITTER >

 2016年3月21日のアップル、スペシャルカンファレンスは従来のカンファレンスとちょっとトーンが異なりました。

 まずCEOのテイム・クック氏はFBIのIPhoneに対するハッキング要求はアップルのプライバシー重視政策を台無しにするものであり、受け入れられないと宣言しました。

そして始まりは環境問題から入り、各オフィスやデータセンター(100%)、店舗の93%が再生可能エネルギーで賄われているとか用紙は全て再生紙だと言ったトーンです。更に環境問題に対してはIPhoneの部品のリサイクルについて説明しています。

そしてリサーチキットの説明がヘルスケアに関して続きました。ケアーキットを新しく作ったそうです。

しかしiPhone5の復活を思わせる4インチiPhoneSEの発表、小型のiPadプロの発表は2010年の昔に戻っただけ、アップルウオッチはバンド(ブランドニューカラーのアイロンバンド)を追加して50ドル値段を下げただけでした。アップルテレビも一定の改善が目につくだけです。期待されたインターネット上でのアップル放送の発表もありませんでした。未来ビジョンもワンモア―シングの発表もありませんでした。

今回の発表を見た結果、「アップルは「時空の歪み」と言う魔法が消え、普通の会社に見える」と言うのがビジネスインサイダーなどの共通した感想です。

環境など社会貢献(対FBIの関係でアップルは国に貢献していると言いたいのでしょうが・・・)への注力を全面に出すのはアップルの魔法ではありません。

どうやらFBIの魔法の圧力の結果、アップルはIPhoneのハッキングを避ける事と引き換えに「時空のゆがみ」と言う製品作りの魔力を失ったようです。

★★ Steve Jobs' reality-distortion field has finally run out of juice

★★ The FBI may be backing out of its case against Apple

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