クラウド戦国時代の朱鷺の声、アマゾン主要顧客のネットフリックス、Airbnbがグーグルクラウドに移管の衝撃
グーグル曰く「我々はムーアの法則にのっとって勝負する」!!
今回も大幅値下げ・・・・おおおお、これはIOTの正論です。
<出所:ギガオム>
ムーアの法則を法人顧客に還元するのだあああ!!
こ・・これは・・・ダウンサイジングの再来 大変な嵐が・・@@
<出所:CNET>
我々は世界中にデータセンターを作る・・・うーむ
<出所:ギガオム>
その結果、多数の顧客を獲得した・・・・・
ネットフリックス、Airbnb、コカコーラ、フィリップス・・・・ええええぇ 何時の間に @@ すスナップチャットやアングリバードのロビオまで・・・
ちょちょっとぉ DeNAの名前も出てるょ~~ 話を聞いといでよ・・
<出所:ベンチャービート>
2014年11月4日から米国サンフランシスコで開催されているCloud Platform eventでグーグルの様々な担当役員(多くは他社での経験豊かな最近採用された中途採用者)が次々に登壇し、グーグルのクラウドサービスに関して発表しています。クラウドコンピュートエンジン、同コンテナエンジン、同アップエンジンなどが注目されています。しかし最大の衝撃はアマゾン主要顧客のネットフリックス、Airbnbがグーグルクラウドサービスの顧客として登場した点でした。特に映画やテレビドラマのオンデマンドサービス、ネットフリックスは、全米で37百万人のユーザーを持ち、プライムタイムのインターネットトラヒックの3分の一を占めます。このネットフリックスがアマゾンからグーグルに移籍したと言う発表なので「大きな衝撃」が伝えられています。
■ ムーアの法則でのコストダウン、顧客還元の実施
2014年3月にグーグルは、「パブリッククラウドの価格はムーアの法則に沿っていない」「グーグルはムーアの法則で勝負する」と宣言し、果敢に値下げを断行し、巨人アマゾンAWSに宣戦布告しました。これにマイクロソフトも参加し、その結果、アマゾンクラウドサービスの第三四半期成長が頭打ちとなりました。
ネットフリックスなど薄い利幅でCATVに対抗するサービスにはこの戦略は大きな効果があったようです。
また今回の発表でもストアレージなどのコストを大幅に下げています。
ムーアの法則を背景にしての成長はIOTやウエアラブルの本質論です。二年ごとに値段が半値になる経済要素が様々な、考えもつかなかった奇跡を呼ぶからです。映画「デスノート」のデスノートがウエアラブル機器、それを支える死神のパワーをパブリッククラウドと考えれば、死神のパワーの値段がどんどん安くなり、ゼロに近づきます。
これは本格的な20年前のダウンサイジング(値段の高い大型汎用機から安いサーバーへの移管)の再来です。あの時はIBMが赤字で分割するしないで大もめにもめ、リストラも実行され大騒ぎ、大議論でした。結局、お菓子の会社からゲスナーさんが乗り込んでIBMを救いました。大型汎用機(恐竜)論、大型汎用機のユーザーも恐竜と看做すジュラシックパーク論が懐かしいです。
■ ビジネス顧客に耳を傾け始めたグーグル
またグーグルの獲得顧客にはコカコーラやフィリップスも存在しています。そこで様々な記事は「グーグルが法人顧客の声にも耳を傾け始めた」と書いています。その成果が表れたと言う事のようです。
■ なんとも簡単なリプレースとリプレース合戦
昔IBM対富士通や日立の間での大型汎用機リプレース合戦を身近に経験した筆者らにとっては「こんなにも簡単にクラウドサービス間の乗り換えができる」ことに信じられない思いでいっぱいです。それほどムーアの法則が働き、コンピューターパワーがレベルアップしたと言う事でしょうか。昔は大型汎用機の置き換えに2年位かかったのを覚えています。
これは大手企業のパブリッククラウドサービスに対する信頼感を確実に高めますね。
■ グーグルが示す自信
グーグルは多くの顧客をアマゾンから獲得し、「グーグルの長いグラウンドワークの結果が現れた」と自信を示しています。
ムーアの法則による値下げ合戦にマイクロソフトはフォロウしています。IBMなどはどうするのでしょうか?再び始まる法人コンピューティングのダウンサイジングの嵐に多くの企業(メーカーもユーザーも)が巻き込まれます。
11月11日―14日のアマゾンAWS Summits 2014(AWS re:Invent 2014) に注目が集まります。ラスベガスに行ってみたいですね。
★★ Google’s cloud steals more business from Amazon — Airbnb, Netflix, Rovio announced as customers