アップルとIBMが独占的グローバルアライアンス発表、社内のシステム化から産業インターネットまで世界征服へ・・
<出所: 9TO5Mac>
今朝はLINEの東証上場申請やソフトバンクの孫さんのロボットの本気度(いや、あのプレゼンは凄かったです)など様々なニュースがありました。でもきっと皆さまが見落としていると思われるニュースはアップルとIBMが独占的グローバルアライアンス発表です。(現地時間火曜日)
アップルのクックさんは「企業は大きな変革の時代を迎えている」と語っています。産業インターネットや働き方の変化を意味するのでしょう。またIBMのIBM's MobileFirst戦略にも合致します。アップルにとっても産業インターネットを対象とするのは従来の消費者インターネットからの大きな転換です。
当面はアイフォンとアイパッドが対象機器ですが当然、アイウオッチや場合によってはアップルテレビも入ってきます。
対象分野は20以上(retail, healthcare, banking, travel and transportation, telecommunications and insurance, among others,)に及びます。ビジネスアプリをIBMが開発し、IBMのクラウド用のアップストア(IBM's cloud services、IBM’s development platform on the IBM Cloud Marketplace.)から提供します。またセキュリティやアプリ、スマフォの管理や喪失対策のサービスはIBMが開発します。一方アップルは社員の健康維持向上による生産性向上の為のヘルスケア関係のアプリとサービスを持ち込みます。プライベートクラウドもパブリッククラウドも対象のようですが、様々な記事を読むとまずはプライベートクラウドだろうと言う見方もあります。
引用 (9TO5MAC)
In addition to on-premise software solutions, all these services will be available on Bluemix—IBM’s development platform on the IBM Cloud Marketplace.
引用終わり
最初のIBM開発アプリ(MobileFirst for Ios)は今年の秋から2015年初に販売開始です。
以前、アップルのアイフォンが登場した時、ブラックベリーは「ビジネス領域は絶対ブラックベリー」「ビジネスの素人アップルに何が出来る」と笑っていました。しかしその後の結末はご存じのとおりです。今回のアップルとIBMが独占的グローバルアライアンスでそれを一歩進めます。モノのインターネット(IOT)の中の産業インターネットが対象です。
勝ち組と沈み行くIBMのアライアンスですが、ブラックベリーやマイクロソフトには大きな打撃でしょう。アンドロイドですか?Recodeの記事はIBMは辞めるわけではないと言っていますが・・・。また国内でこつこつとアップル製品を企業に販売して来たスタートアップ企業にも大きな打撃かもしれませんね。IBMの新しい代理店が仕事を奪っていきますので。
‐
‐
あれ、デートしてる? IBMロメッテイさんとテイムクックさん^^
<出所:マシャブルなど>
<出所: 9TO5Mac>
両社のCEOが出席したCNBC放送のインタビュー動画があります。
★★Apple, IBM in massive enterprise hardware, software partnership
★★Apple and IBM Forge Global Partnership to Transform Enterprise Mobility
★★Apple Pushes Hard Into Enterprise With IBM Partnership
★★Tim Cook to employees on IBM partnership: ‘I’m really excited to see it take off’ (Memo)