フェイスブックがホントに心配している事、若者離れは既に過去!!
現在、インターネットの世界では二つの大きなトレンドが動いています。一つは先進国を中心とした「モノのインターネット」のトレンドであり、二つ目は発展途上国の40-50億人を如何にインターネットに載せるかです。お金の無い発展途上国にインターネットを引く「発展途上国インターネット」が注目されています。これにはグーグル(プロジェクトルーンやドローン企業の買い取り)やフェイスブック(同様の動き)が熱心です。
これをフェイスブックの立場から見ると「モノのインターネット」=若者離れ対策、「発展途上国インターネット」=ドローンインターネットの構築、決済サービスへの介入と言った処でしょうか。
CEOのマーク・ザッカーバーグさんは来月が30歳の誕生日の区切りと言う事で色々心配ごとや関心ごとを話しています。しかし誕生日前後のトーンは「若者問題はクリエイティブラボに任せてある」「ホワッツアップやインスタグラム、オキュラスリフトの買収で一段落」と言ったイメージです。パソコンインターネット時代のフェイスブックは次第に衰退しても、第二のフェイスブックたるモバイル対応が「ホワッツアップ、フェイスブックメッセーンジャーの独立、インスタグラム、オキュラスリフト」などの組み合わせと若者問題には目途がついた(少なくとも打つべき手は既に打った)と言うことのようです。(SF小説の第二の地球計画が描けた見たいです)
そしてマークアさんの最大の心配=関心ごとは発展途上国インターネットをグーグルに抑えられるかもしれないと言う方向にシフトしています。また中国の微信などがモバイル決済に介入して中国のスマートフォンタクシィ(ウーバー型)のサービスを押し上げている点も心配なようです。これがアフリカやアジア、中東、ラテンアメリカなどを席巻したらまずいと言う見方です。だからアイルランドを手始めに決済業務に手を染める動きです。
また発展途上国インターネットの視点から見れば「軽いサービス」「遅い速度」「値段の安さ」と言った点が重要になります。
その点ホワッツアップは、広告もスタンプも何も無いのでガラケーにも適しています。(先進国では独立させたフェイスブックメッセンジャーで広告やスタンプ販売で稼ぎ、発展途上国ではホワッツアップで稼ぐ、そして両者を組み合せる方向でしょう)
この新しい悩みを天才経営者マークさんは解決できるでしょうか?
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ニューヨークタイムス紙のインタビューに答え、若者問題は一区切りと発展途上国インターネットを心配するマークさん。
<出所:ニューヨークタイムス紙>
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