フェイスブック・クリエイティブ・ラボは救世主になれるか！！？
フェイスブックがフェイスブックの機能を切りだすなどスマート機器の独立アプリの開発に力点を移しています。一方第四四半期の好決算発表ではスルーされましたが、先進国における１０代の流出の話題も周囲では相変わらず姦しいです。
そうした中、フェイスブックはF8に象徴されるWebアプリの開発は中止し、社内のハッカソンで出て来た４０ものアイデアをスマートデバイスアプリの形にすべくフェイスブック・クリエイティブ・ラボを立ち上げています。（２０１３年１２月のハッカソンでキックオフ）１０人とか１５人の小規模チームが社内ベンチャーとしてアプリを開発します。それもフェイスブックとは独立した（租結合）のアプリです。これらのアプリはフェイスブックから独立したブランドやスタイルを持ちます。その第一号はニュースフィードの為のペーパー（（IOS版です）と言う名前で２月３日にリリースされます。今後はフェイスブックの外縁に様々な独立アプリが小惑星のように登場するのでしょう。（中には実名主義を放棄してニックネームや匿名利用のアプリもあります）また過去の成功事例としてはフェイスブックメッセンジャーがあります。
社員の雇われ感を払しょくし、社員の自由な自己表現を目一杯支援するフェイスブックは同性愛者の差別撤廃を叫ぶデモにマークさん自身が参加しているほどです。「社員の自由な自己表現の発露が無いとサービス支配論理時代の魅力的なサービスのアプリは生まれない」と言う姿勢です。グーグルが自動運転など夢のあるプロジェクトを立ち上げて社員を鼓舞している点を意識しているのでしょう。
外からは今や６千人に膨れ上がったフェイスブックがベンチャーのようなハッカソンやプロジェクトチームで動けるのかと言った疑問も出ています。現にスナップチャットのCEOのスピーゲルさんは「フェイスブックは確立した企業であり、保守的な古い体制側だ！！」と看做しています。確かに多くの優秀な社員が上場前後辞めています。
既に古いフェイスブックに未来は無く、様々な内外のアプリを支援するソーシャルグラフの提供と言った姿勢を打ち出しているCEOのマークさんです。外部のアプリサービス（インスタグラム）を買ったり、今後は（スナップチャットのような）あたらな外部のアプリ開発を支援すると宣言したり、はたまた社内でアプリ開発のベンチャーを多数立ち上げると言う手を打ったフェイスブックです。
果たしてフェイスブック・クリエイティブ・ラボは、スマート革命時代にフェイスブックから去りゆく若者の心を捉え、フェイスブックを再び活気ある若者文化に変えるのでしょうか？
夜を徹してブレインストームとコーディングをするフェイスブックのハッカソン
＜出所：ビジネスインサイダー＞
＜出所：フェイスブック＞
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ミクシィ・フェイスブックが消える日 [単行本]
