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テレビのデジタル化がドライビングフォースとなり、全ての情報メディアが一旦、収縮する時代の羅針盤

書籍「ミクシィフェイスブックが消える日-メッセージアプリがSNSを破壊する」を出版しました!!

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 フェイスブックは2013年第三四半期で慎重な言い回しながらも「米国で若者(10代)離れが実際に起こっている」と遂に公式に認めました。稼ぎ頭のニュースフィードの広告に対する反発も認め、ソーシャルテレビ用のビデオ広告の実施延期についても述べています。

 

ミクシィフェイスブックなど「既存のSNSが社会に過剰に適応」し「若者の自分探しニーズに答えていない」隙を突いてメッセージアプリが成長し、やがて支配的なサービスとなると言うのが結論です。それをスマート革命が促進しています。

 

この辺りの事情は米国のビジネス紙やテックブログが余すところなく調査しています。それらを全部まとめています。また自動消滅アプリのスナップチャットなど米国の新興メッセージアプリも調査しています。アジアにおけるメッセージアプリの市場分割戦も一章を割き、中国微信(ウイーチャット)などのマーケティングも取り上げています。参議院選挙の党派別コミュニティではLINEが圧勝しています。いたずら投稿の対策や未来も取り上げています。ライフスタイル論がお好みの方にはスマートデバイスがもたらす若者のライフスタイル変化「新しい個人コンピューティングの形」を取り上げています。

 スターバックスやナイキは中国の微信(ウイーチャット)でメッセージアプリのマーケティング実証実験を始めています。

本書は今年春、LINEのマーケティング・セミナーをセミナー屋さんから頼まれたのをきっかけとして色々調査した結果をまとめています。

 

是非、ご一読下さい。

 

ミクシィ・フェイスブックが消える日 [単行本]

-メッセージアプリがSNSを破壊する

スマートフォンを中心とする「ポストパソコン時代」がはじまり、ソーシャルメディアの世界は大変化が起こり始めている。 

巨大に膨れ上がった複雑な仕組みのフェイスブックやミクシイなど古いSNSの仕組みは没落し、新しく登場したLINEなどの単純で使いやすいアプリが世界中で急速に伸長。 

本書は、ポストパソコン時代の到来に伴って大変化するソーシャルメディアの新旧交代の現状と背景、海外の状況、マーケティングの状況、その未来などをわかりやすく解説。

【本書の内容】
序章 ポストパソコン時代に大きく変化を始めたソーシャルメディア
第1章 ポストパソコン型ソーシャルメディア・対話アプリの台頭
第2章 新しい個人コンピューティングの形とソーシャルメディア
第3章 衰退を始めたSNSの現状
第4章 グーグルやフェイスブックの反撃
第5章 プライベート・メッセージサービス代表LINEなどの仕組みの特長
第6章 激化するアジアのプライベート対話アプリ・サービスの市場争い
第7章 メッセージサービスのマーケティングのすごい特長
第8章 インターネット選挙とメッセージサービス
第9章 通信キャリアがLINEに屈服
最終章 ソーシャルメディアの新旧交代

 

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