スマート革命とソーシャルメディアの新旧交代、ツイッターとLINEは同根、だから対立する!!
ツイッターの上場が明らかになり、様々な記事が出ています。ツイッターが米国証券取引所に提出した有価証券届出書(S-1 filing)によれば、ツイッターに脅威を与える海外のライバル・サービスとして中国の新浪微博と共にLINEやカカオトークの名前もあります。
またツイッターは最近、米国内で成長率が止まっており、四半期で百万人程度しか伸びていません。ツイッター自身も今後共米国内では急激な伸びは期待できないと報告しています。現在、全体の25%、約五千万人弱が米国内からの月次実参加者数だと言われています。
その理由はどこにあるのでしょうか。
そもそもツイッターは天才、ジャック・ドーシーさんが携帯電話の「ショートメッセージサービスから思いついた」と言われています。そして一種のグループショートメッセージ(group texting)としてサービスを開始しました。
ここがプロフィールなど掲示板やフォーラムなど仮想コミュニティの流れを組むフェースブックなどと大きく異なります。
つまりフェースブックなどの所謂、SNSとは出自が異なる訳です。
ところがスマートフォンが普及し始めた2009年頃から「ショートメッセージサービス」に基礎を置く様々なサービスが登場し始めました。それがインスタグラム、スナップチャット、キックやホワッツアップと言う訳です。そこにLINE、カカオトーク、微信(ウイーチャット)などが加わります。
その結果、「ショートメッセージサービス」発の哺乳類ソーシャルメディアは多様化を開始し、魅力的なサービスが台頭した為、相対的にツイッターの伸びが穏やかになったと言う訳です。
上場を控えてツイッターも新たに広告ビジネスに出る姿勢を示す同根サービスとの戦いに頭が痛い訳ですね。
160文字のショートメッセージから発したツイッターと同根の各種対話アプリ
<出所:テッククランチ>
<出所:テッククランチ>
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