オルタナティブ・ブログ > インターネットの第二の波とソーシャルメディアマーケティング >

テレビのデジタル化がドライビングフォースとなり、全ての情報メディアが一旦、収縮する時代の羅針盤

スマート革命と映画の魔法、デイズニー映画「リトルマーメイド」の劇場復刻版でiPadを持ち込むセカンドスクリーン戦略の魔法は奇跡を呼ぶか!!?

»

lmssl nightmare

 

  <出所:ギガオム>

 

 ICT革命の第四段階であるモノのインターネット(ポストパソコン時代)は、 ICT革命の折り返し地点からの再出発であり、いよいよ第三次産業革命が本格化する段階と言われています。

 

さてディズニーは映画「リトルマーメイド」の劇場復刻版を子供達の為にiPadを持ち込んで見る魔法のサービスを全米16の映画館で開始しています。(2013年9月20日封切り)

 

映画館と言う劇場における一種のセカンドスクリーン戦略です。

 

観客は子供達を中心に劇場で一斉にiPadを大画面にかざしてみます。その前にアプリのダウンロードが必要となります。内容はゲーミフィケーションとソーシャル視聴です。

ゲームの内容は「一体誰が人魚姫アリエルの声を奪ったのか」の犯人探しのクイズなどです。それを個人で考えたり、アプリが勝手に観客参加のチームを立ち上げて観客グループ同士でクイズを競います。一種のパブリックビューイングですね。以下の動画を是非見て下さい。

 

さて19世紀末に登場した映画は、動画が動くこと自体が魔法でした。また「白雪姫」などの2Dアニメ映画は、日本のスタジオ・ジブリの「風立ちぬ」まで続き、アニメ自体が魔法として視聴者を魅せました。

 

しかし「風立ちぬ」を見ればお判りの通り、ストーリーに感動することはあっても、最早、視聴者は「手書きの2Dアニメ映画自体に感動」することはありません。昔は「魔法の水晶の玉」と持て囃されたテレビが、魔法を失っているのと同じです。

 

アニメ映画の魔法はアバターをソフトウエア(スクリプト)で動かすピクサーなどによる3Dアニメの世界に移っています。

 

デイズニーの面白いのは伝統的な古い2Dアニメ映画復刻版iPadのゲームアプリと組み合わせて魔法に仕立てた点でしょうか。

 

果たして人魚姫+iPadの魔法は大ヒットと言う奇跡を呼ぶでしょうか?

 

 



 iPadを左右に振ってとか・・・チームの得点はとか・・・人魚姫の復刻版は

画面の字幕で指示が出ます。

lmssl theater

on screen settings

 

 

lmssl trivia 1

 

 

lmssl on screen

 

lmssl ship game

IMG_0143

<出所:ギガオム>

 

The Little Mermaid - Second Screen Live(動画説明)

 http://youtu.be/tYpRQ5Mw2lM

★★ Little Mermaid Second Screen Live makes iPads part of the movie world

★★ Disney Invites Kids to Bring iPads to Theaters for ‘The Little Mermaid’ Re-Release


★★ Disney's 'The Little Mermaid' Second Screen Event Requires Kids To Look At Two Screens At Once

Comment(2)