スマート革命と市場の飽和、失速するサムスンのギャラクシー4S、アップルのIPhone5と同じ運命、何故かアップルの株価も連動下がり!!
<序文>
サムスンのエース・スマートフォンのギャラクシー4Sが失速しています。ロイターなどの記事では売り上げ予測より3割低い販売量だそうです。
日本でも失速と伝えられています。(下記記事参照)
一時IPhoneの後継機(ハイエンドの製品)と言われたサムスンのギャラクシーですが一体、何が起きているのでしょうか?
面白いのはサムスンのギャラクシー4Sの不調のお陰でアップルの株が上がるのではなく、下がり始めている点です。(6.8%下がったそうです)当然、サムスンの株価も1日で6%下がっています。
スマートフォンの稼げる市場は既に飽和し始めているとウオール街は判断しているようです。と言う事はIPhone5もギャラクシー4Sも特別駄目と言う訳では無く、スマートフォンの普及曲線上の段階の問題と言う事でしょうか。米国人の50%以上がスマートフォンを所有する段階では、既に高級機は流行らないと言う事を意味していると解釈する事も出来ます。
★★ After crowning Samsung as Apple's heir, analysts now rethinking their math
★★ Is Wall Street shorting Apple on weak Samsung Galaxy sales?
★★Samsung analysts ask hard questions as S4 marketing charm wears off
★★Galaxy S4早くも失速、サムスンの株価はアップルと同じ道を辿るのか?
★★ 「ギャラクシーS4失速&アローズNX好調!」最新スマホランキング(6月第2版)
<出所:アップルインサイダー>
<売れていないGalaxy S4、第三四半期の生産も25%削減か?>
Wedge Partnerの Brian Blair氏によれば2013年3月発売時、サムスンは一カ月で14百万から15百万セットの出荷を予測していました。しかし実際の出荷数(販売数)は一千万セットだったそうです。
一方ロイターは1カ月の販売数の予測を一千万セットから30%少ない7百万セットに変更しています。
バンクオブアメリカやメリルリンチなどがGalaxy S4の販売予測を引き下げています。(JPMorgan, Morgan Stanley 更に Goldman Sachsも同様です)
第三四半期の生産量をサムスンは4千万セットから3千万セットに25%削減したそうです。(部品屋さんには嘗てのアップルのIPhone5などの生産減の影響と同じ波が来そうです)
ロイターは市場の飽和が重要なファクターと指摘しています。
<発展途上国で稼ぐのか、新しいスマート機器で稼ぐのか?>
様々な記事には発展途上国向けのスマートフォンでは対して稼げないだろうから、先進国の中間的なセグメントで稼ぐべきだと言う指摘がありますが、やはりスマートウオッチやスマートテレビなどの新しいカテゴリーでの新製品の登場が待たれるところです。