スマート革命がもたらすパソコンの急激な衰退、全世界6,600店舗で2万円弱のクロームブック販売開始の衝撃!!
<序文>
Windows8の発表と不調、更に2014年3月のWindowsXPのサポート打ち切りを前にパソコンの衰えが急激です。2013年第一4半期のグローバル売り上げが約14%落ち、また国内に置いて総務省の発表では国内のパソコンの世帯普及率は3年連続で下がっています。
そしてHPやエイスース、エイサーなどがアンドロイド版のPCを出すなど家電メーカーでもWindows=PCへの自信が揺らぎ始めています。
確かにIPadやアンドロイドタブレットに6,000円程度のキーボードを付ければ、十分パソコンの役目は果たせます。
そうした中グーグルの発表によればウオルマート、オフィスデポ、ベストバイなど米国を中心に6,600店舗からグーグルのクロームOSを搭載したクロームブックが発売されます。従来と比べて取り扱い店舗数が3倍に増えています。(以前の店舗はアマゾンとベストバイだけ)つい前日までアマゾンでサムスンのクロームブックがベストセラーと報じられ「へー、そうなんだ」と思っていたのがあっという間に物理店舗に進出です。(ステープルの場合には今週末頃からです)
兎に角、クロームブックは2万円(199ドル)と言う安さが武器です。
タブレットやスマートフォン、果てはクロームブックの本格販売開始でWindowsパソコンは急速に衰える方向に進んでいるように見えます。
★★Chromebooks: coming to more stores near you (グーグルブログでの発表)
★★ Google's low-cost Chromebooks coming to 6,600 more stores
★★パソコン保有率は3年連続下落、スマホ・タブレットは急伸――総務省調査
<ウオルマートは2800店舗で販売>
安売りスーパーの米国ウオルマートは全米2800店舗でAcer C7 Chromebookを199ドルで販売開始するそうです。
一方文具のステープルズは全米1,500店舗でAcer, HPと Samsungのクロームブックの販売を開始です。その他Office Depot、OfficeMax、Fry's、 TigerDirectなど蒼々たるチェーン店舗でクロームブックが販売されます。ちょっと前まで実際はアマゾンとベストバイだけだった販売チャネルがスーパーや文具関連、ゲーム販売のチャネルへと販売ルートが一挙に広がりました。無論、各社ネットでも販売します。
何しろ2万円と言う安さですから、あとはグーグルドックやドライブを使えばオフィス製品の問題は解決します。そうなればアプリの互換性の問題はほとんど解決です。
販売対象は9月から新学期が始まる子供達や学生などだけではなくビジネスプログラムもあります。
2011年5月にクロームブックが出た時には、鳴かず飛ばずでしたが、グーグルの責任者のサンダー・ピチャイ氏も一安心でしょう。
<海外の展開は欧州が先>
海外は英国、オランダ、フランス、スエーデンなど欧州中心の10の市場です。(U.K.のテスコなど, Holland, France, Sweden, and Australia)
日本にもキットきますよね。グーグル黒船はグーグルテレビ以外は日本パッシングはしていませんから。
しかし2014年春先前後までパソコンの市場から目が離せなくなりました。