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入りの呼吸と持続の呼吸

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サマーコンサートが終わってから、一気に仕事モードに突入して、冬の演奏会に向けた練習の端境期もあり音楽から離れた生活をしていた。丁度初見大会があったのだが、連休の谷間でもあり、参加できなかった。どうやら音楽復帰は10月になりそうである。

さて、相当前のエントリにオーケストラの呼吸法について書いた。音楽から離れた生活をしていても、呼吸法を感じる音楽に慣れていると、かなり精度の高いイメトレができる。裏返せばそれほど呼吸法は大事なのだ。

演奏における呼吸法(管楽器の発音のための呼吸ではなく)には、大きく分けて2つの領域がある。ひとつは入りの呼吸だ。管楽器以外でも、あらゆる楽器が呼吸を合わせることで、入りをピタッと一致させることができる。弦楽器など、入りの1拍前に、合図の「吸って」がある。

もうひとつは持続の呼吸だ。ピアノやギターは、音を出すとその音について、(ペダルやビブラートで持続に変化を加えられるにしても)どうにも出っ放しという状態になる。これはこれで、むしろ連続する音で、クレッシェンドなどを表現しなければならず難しいのだが、ヴァイオリンなどの弦楽器だと、弓で弦をこするので、音の持続に対する意識はより重要になる。

このとき、どのように呼吸するか、それが音楽を作る。呼吸法を吟味してシミュレーションしてみれば、楽器を弾かずとも音楽を感じることができる。

持続の呼吸で大事なのは、テンションだ。ひとつの音を生きた音にするには、どう持続させ、次につないでいくかにかかっている。単純な音符から、生きた呼吸を引き出す鍛錬に、楽器は不要だ。

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