Googleのビジネスモデルは大丈夫なのか? 衝撃の記事の真偽
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一昨日のこの記事があちこちで話題になっているようです。
一昔前は、Webサイトにバナー広告などを載せて、その枠を販売していました。今もそうしているサイトは多いですが、広告連動型広告は、広告の効果を計測しやすいので、急速に普及しました。今やGoogleの収益の90%以上は広告収入です。それが、クリックしているのが人間では無くボットだったとすると、確かに大きな問題です。Googleだけでなく、FacebookもYahoo!も今や収益はこういったオンライン広告から得ています。
ただ、この88-98というのは、にわかには信じがたいです。これではほとんど人間が見ておらず、広告効果も全く無いことになってしまいます。しかし、AdWordsで実際に顧客を集めている会社はたくさんあるわけで、それなりの効果は出ているわけですよね。(出ていなければ続けないでしょう)
いろいろ調べてみると、こういう話は結構昔からあるようで、以下のは2006年の記事ですね。
「ボットにオンライン広告をクリックさせて一儲け」---"Clickbot"が出現
最近でも、こういった記事が出ています。
ネット広告の25~50%がボットによる不正クリック。その対策方法をご紹介します。
25-50%なら、まあありそうな感じではありますね。この記事の中にもありますが、不正クリック対策のサービスもあります。
結局の所、ボットの影響は無いとは言えないが、Googleもそれなりの対策は行っているし、広告の効果はあるということでしょう。実際には、広告費に見合った効果があるかどうかは個々の広告主が判断することなので、あまり騒ぐことでもないのかも知れません。
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