オルタナティブ・ブログ > Mostly Harmless >

IT技術についてのトレンドや、ベンダーの戦略についての考察などを書いていきます。

そんなに個人情報入力集めてどうするんですか?

»

私はオートバイでツーリングするのが趣味で、現在は2001年型のHornet600逆輸入車に乗っています。もう13年になりますので、いろいろ気になるところもあるのですが、国内向けの900cc並のパワーがありながら車重は400cc並に軽いため、大変大変乗りやすいのでなかなか乗り換えられずにおります。

ところで最近、スマホ用のカーナビソフトがどんどん進化しておりまして、いくつか試してみているのですが、その中にホンダが出している「Honda Moto LINC」というのがあります。正確にはナビ機能はInternavi Pocketという別アプリなのですが、Moto LINCと組み合わせると燃費管理やら降雨マップの表示など、さすがホンダが作っただけあって、いろいろと便利な機能があります。

でまあ、これを使ってみようと思って先ほど入れてみたわけですが、iPhone5Sでアプリのダウンロードまでは普通にできるんですが、立ち上げると使うためにユーザー登録が要ると。そこまでは良いとして、なんと車検証を用意しろと書いてある。車台番号から登録年月日、走行距離、そしてもちろん住所氏名まで聞いてきます。ナビの利用登録になんで車台番号が要るのか、いまひとつよくわかりません。入力の手間もさることながら、非常に気持ちが悪い。

こういうとき、ユーザーとしての行動パターンは、どうなるのでしょう? 以下の3パターンくらいでしょうか。

  1. 何も考えずに、言われるとおりに入力してしまう
  2. 情報漏洩リスクを考えて、入力しない(アプリやサービスを使わない)
  3. 情報が漏れた場合のリスクを考えて、問題ないと思えば入力して使う

1.の人はだんだん減ってきているでしょう。そうすると、2.の人が増えてきて、個人情報を根掘り葉掘り聞くアプリやサービスは誰も使わなくなる、という可能性があります。理想は3.の人が増えてくることでしょうが、個人が漏洩リスクを正確に見積もるのはなかなか難しいでしょう。私自身はまあ、ホンダを信じてますし、車台番号が漏れても別に困らないだろうと思って登録しました。なんといっても、ナビ精度が魅力です。

ただ同時に、ホンダはこれだけ情報集めといて、漏洩事故でも起こしたらどうするんだろう? ということを心配してしまいました。現代においては、必要の無い情報を抱え込んで適切に保管できなかった場合、非常に大きなリスクになります。それをわかってやっているのなら良いのですが。。

ホンダに限らず、無料ソフトやサービスを餌にして個人情報を収集するサイトや企業が多いのですが、必要があって集めているように思えないケースが多いように思います。(いや、ホンダの場合は車台番号を使った画期的なサービスを考えておられるのかも知れないですけど)

もちろん、個人情報狙いの悪質なサイトは別として、普通の会社が例えばメルマガ用のデータベースを作りたいときに、住所なんか聞いてどうするんでしょうか? 「もしかすると必要になるかも知れないから、聞いておこう」という発想なら、迷惑だから是非止めて頂きたいです。それに集めた会社にとっても、それが漏洩したら大変なことになるわけで、いらないものなら聞かない方がよほど良いのではないかと思います。

Comment(0)

コメント

コメントを投稿する