オルタナティブ・ブログ > シロクマ日報 >

決して最先端ではない、けれど日常生活で人びとの役に立っているIT技術を探していきます。

New York Times、議会の投票結果が取得できるAPIを公開

»

次々に新しいサービスをネット上で公開している New York Times ですが、今回は米議会の投票結果を取得できるAPIを開発したとのこと:

Announcing the Congress API (New York Times)

APIの名前は、その名の通り"Congress API"。現時点で取得できるデータは以下の4種類:

  1. Members of Congress (指定された院の議員)
  2. Roll-Call Votes (指定された氏名点呼投票の内容)
  3. Member Bio and Roles (指定された議員の略歴と議会内での役割)
  4. Member Positions (指定された議員の、指定されたトピックでの立場)

ちなみにデータベースに含まれているのは、1991年以降の下院での投票結果と、1989年以降の上院での投票結果、1983年以降の下院議員の情報と、1947年以降の上院議員の情報とのこと。またAPIを利用するには、予めユーザー登録が必要です。

なぜ新聞社がこんな技術的なことを、と思われるかもしれませんが、新聞の役割が「人々に広く情報を知らしめること」であれば、この取り組みはまったく不思議なことではありません。まだまだ Google などと比較できるレベルではありませんが、もしかしたら21世紀の新聞社は、優秀な技術者を有して有料/無料のウェブサービスを開発していく企業になるのかもしれない……などとふと感じた次第です。

Comment(0)