オバマ氏は史上初の「Twitterする大統領」になれるか?
ご存知の通り、米大統領選挙は民主党のオバマ候補の勝利で終わりました。来年1月には米史上初の黒人大統領が誕生するわけですが、史上初の「Twitter する大統領」となれるのでしょうか?Valleywag にこんな気になる記事が出ています:
■ Obama's Twitter goes silent (Valleywag)
史上初という点では、オバマ氏は「初めてソーシャルメディアを活用して勝利した候補者」という評価が与えられていることも様々なメディアで報じられています。Twitter 上でも BarackObama というアカウントが設けられており、選挙期間中には様々な情報が発信されていたわけですが……11月6日の勝利後には、更新がパッタリと止まったまま。その点が揶揄されてしまっているわけですね。
まぁ常識的に考えれば、米大統領(含む周囲のスタッフ)が Twitter という非公式なルートで何かを発信するなど、到底考えられないことですが。しかしこれまでソーシャルメディアを上手く活用してきた人物が、勝利が確定したとたんにそこから離れてしまうというのも寂しすぎます。場合によっては、「勝ったら後は無視かよ!」といった反応も出てきてしまうのではないでしょうか。
そんなわけで、来年1月から「オバマ大統領」がソーシャルメディアとどう付き合っていくのか、あるいはネットをどう活用していくのか、といった点も注目に値しそうです。そんなに面白い話にはならないだろうって?いやいや、日本の首相ですら「太郎ちゃんねる」を開設する時代なのですから、きっと何か新しいことを始めてくれるはず。(日本が政治まで「ガラパゴス化」してるだけかもしれませんが。)
< 追記 >
参考までに、TechCrunch のこちらの記事もどうぞ:
■ 「ネットが無かったらオバマ大統領はなかった」~政治勢力としてのインターネット (TechCrunch Japan)
インターネットの力が無かったら、オバマは大統領になれなかった―ハッフィントン女史はズバリこう語る。トリッピは、オバマのYouTube動画は全部で1450万時間分の視聴時間を集めている、と指摘。(トリッピ氏自身がネット選挙を仕掛けた)ハワード・ディーンの選挙活動を引き合いに出し、ネットはこれまでも選挙で使われてきたけども、オバマはオンライン動画からブログ、ソーシャルネットワーキング、選挙資金集めに至るまで、本当に選挙のあらゆる面でネットをテコにフル活用した、と評した。
この力が今後も維持できれば良いのですが。「ネットが無ければオバマ大統領の成功はなかった」とも言われるようになるかどうか、果たして。