軒先のウルトラ小さな図書館:Little Free Library
»
郵便箱を少し大きくしたような。本は20冊も入らない。図書館とは程遠い、そんなLittle Free Libraryが、今アメリカ各地できのこのように増えていっているらしい。
シアトルタイムスで見かけた記事によると、このLittle Free Library、2009年にウィスコンシン州のハドソンという町で、Tood Bolさんという人が亡くなったお母さんを記念して立てたのがその始まりらしい。Bolさんのお母さんは、生前学校の先生だった。小さな箱は学校の形をしていて、Bolさんはその箱の中に本を収め、ご近所の人が自由に貸し出して読めるようにしたのだった。まもなくBolさんは、ご近所の人たちのためにも箱を作るようになった。
そして今では、ほぼ毎日の割合で、アメリカのどこかでLittle Free Libraryが立っているのだという。どこにFree Little Libraryがあるのかは、こちらのGoogle Mapで確認できる。
非営利団体となったLittle Free Library、自分で箱を作りたい人のためにその作り方を説明しているだけでなく、いろいろな形をしたlibraryをオンラインで売っている。シアトル近郊でもいくつか見かけるようになった。
一時的な流行で終わるかも知れない。あるいは、徹底した個人主義の時代から、振り子が少し逆のほうに振れ始めた兆しなのだろうか...
SpecialPR