500年前のソーシャルネットワーキング
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エコノミスト誌の記事、"How Luther went viral"は面白かった。
マルティン・ルターといえば宗教改革の中心人物ということくらいは、中学校時代の世界史の授業で出て来た記憶がある。確か、公開質問状のようなものを教会の扉に貼り付けて、当時のカトリック教会に論争をしかけたとか....
ただ、この公開質問状がいかにしてラテン語からより一般的なドイツ語に翻訳され、そして広くドイツ国中に広まっていったか、そしてその結果宗教改革という大きな流れが生まれていったか、という点については、中学の歴史の教科書は全く触れていなかった。
質問状のほかにも、ルターはいろいろなパンフレットを次々と書いた、それが彼の手から次離れて一人歩きし、いろいろな人の手に渡っていった、また、文字だけでなく、当時はやっていた歌の替え歌という形でも彼の主張が伝播していった...
インターネットという媒体はなかったものの、いわゆるバイラルマーケティングって、すでに500年前から存在していた、ということ。歴史から学べることって、まだまだいろいろあるのですね。
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