「情報産業」という造語の作者に遭遇して
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ボンベイレポートは少し中断して。
梅棹忠夫の「情報の文明学」を読了。本書の2番目の論文「情報産業論」は、何と私の生まれた1962年に書かれたが、驚くことに現代社会が経験している「情報化社会」の到来を見事に予見している。「情報産業」という言葉は、著者の造語であることも初めて知った。
アルビン・トフラーの「第三の波」の20年近くも前に、こんな大胆な論文を書いた人が日本にいたなんて、驚くほかなかった。梅棹忠夫の論文は、英訳されたのだろうか?
"Tadao Umesao"のキーワードでググッてみたが、ほとんど何も見つけられなかった。全く惜しい。
遅ればせながら、この偉大なる研究者の著書に出遭ったことを幸いに思うと共に、しばらく彼の著作に没頭することにする。
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