モテ男の条件を定量的に分析する①
みなさんはモテてますか?
筆者は30代半ばを過ぎて、以前より他人の評価が気にならなくなりました。
会社に来ていく服が週3日は一緒の服でも、前日の晩に食べ過ぎた餃子の匂いが朝から強くても"まぁいいか"と気にならなくなりました。
今朝、通勤電車の中で鏡を取り出しあぁでもないこうでもないと前髪をいじくっている新入社員と思しき男子に遭遇しました。
クリクリとキレイにかかったパーマにピンクのシャツ。
明るめの色合いのスーツにブランドものの鞄。
鞄からは今月発売の男性ファッション誌がチラリと見えてます。
"モテ"るファッション、"モテ"るレストラン、"モテ"る会社...etc
彼の頭の中はきっと"モテ"ることが全ての要素の目的変数になっているのだろうなぁ。
思えば筆者も10代の頃、他人の視線、特に異性からの視線に容赦なく心をかき乱されていました。
"モテ"たい気持ちが全ての原動力になっていたと言っても過言ではないでしょう。その切なる望みは結局叶えられませんでしたが。
今回は若者の心をかき乱す"モテ"る要素を定量的に分析してみようと思います。
分析対象データの作成
"モテ"る為には、どうすればよいのでしょう。
世間では様々な"モテ"論が展開されていますが、結局"モテ"る為にはどうすればいいのでしょうか?
某週刊誌の最後のページに載っているような両脇に女性をはべらすような男性になるにはどうすればいいのでしょうか?
真実を知る為にはやっぱ自分でデータ集めなきゃダメですね。
というわけでランダムにピックアップした某人気婚活サイト登録者の、"パートナーに求める希望要件"から、交際もしくは結婚を真剣に考えている女性がパートナーに何を求めているかを定量的に分析してみました。
登録者女性100名の年齢分布は下記のようになりました。
20代後半~30代前半の登録者が多いですね。
登録者たちが重視する希望項目を知りたいので、任意項目の "パートナーに求める項目"に意思をもって『こんな人がいい』と記載している率から重視されやすい項目を見てみます。
ここでは定量的に計測可能な項目のみをピックアップします。"性格"などの主観的な評価によるものは使用しません。
身長が最も希望の記載があるんですね。そして、年収、体型、と続いています。
努力して挽回するのが難しい"身長"が1位に来ているのはなかなかシビアですね。
2位には"年収"がランクインしています。
"学歴"や"職業"は比較的下位に来ていることから『肩書き云々より稼いでいればOKよ』と聞こえてきそうです。
なんだか脇汗が半端ないことになってきました。
続いて、TOP3の項目の詳細をみてみましょう。
まず、身長です。
ちょっと待ってくださいよ。
不問を除くと4割程度の女性は170CM以上の身長がないとNGだというコトですか。
そうなんですか。そんなに身長って大事なんですか?
続いて、年収です。
いや、これ最低年収ですよね?
不問が25%程度いるのがせめてもの救いですが取りあえず相当数の登録者の方々には筆者はアプローチすることすら許されないことが今判明しました。
そして、体型です。
ポッチャリだけじゃなくてガリガリも結構アカンのですね。なかなか厳しいですね。理想高いですね。
ここまで見てきても、筆者は淡い期待を抱いています。
待て待て。登録者の彼女達も鬼ではない。きっと、自分に合った相手を選んでいるだけさ。
きっと自分の身長が高いから、相手の身長も高い人を選んでいるだけ。
年齢もきっとそうさ。自分の年齢が基準になって対象年齢を決めているだけさ。
自分を許容してくれる人はきっといるさ。
そこで、登録者身長と男性に求める最低身長をバブルチャートで記載しました。
円が大きいほど対象者が多いことを表しています。
なんということでしょう。
女性身長の度数に関係なく、男性身長165CM以上のエリアに一葉に分布しているように見えます。
許容される最低身長は、身長が高くなるにつれて徐々に切りあがっている(女性身長が高くなるに従って男性身長低めの点が少なくなっていくように見えます。
つまり、自身の身長に関係なく165cm~170cm程度の身長は求めるし自身より低い身長は許容し難いということでしょうか。
年収はどうでしょう。
女性年収が高くなるにしたがって、男性年収の251~500万円までの点が小さくなり751~1000万円の点は大きくなっています。
自身の年収が低い人が高年収の人を求めるのかと思いきゃ、現実は自身の年収が高い人が相手にも高年収を求めやすいという傾向にあるんですね。
価値観の近い人がいいということでしょうか。
スタイルはどうでしょう。
女性体型のスリムは男性体型ガリガリの点が大きく、女性体型ぽっちゃりの点は男性体型ガリガリもポッチャリもOKの点が大きくなっています。
ガリガリはガリガリを許容し、ポッチャリはポッチャリを許容しやすいという傾向にあるようです。特にガリガリの登録者はポッチャリ男性OKという方がいないのが印象的ですね。
僕はガリガリよりポッチャリが好きです。はい。
まとめ
今回は、"モテ"るという抽象的で客観的に把握し難い要件を定量的に表現することに挑戦してみました。
データを使用して女性の重視する要件や、どれくらいの水準をパートナーに求めているかがリアルに垣間見えて勉強になりました。
スタイルや年齢は一律にどの水準まで許容されるということはなくて、自身の状態によって許容水準は相対的に変化するんですね。
これらの要素は、自身の要素を強要水準に入れてくれる相手を選択すればパートナー対象範囲には入る確率を向上させることはできそうですね。
一方、身長のように自身の身長に関係なく求められる要素があることも分かりました。
もう身長は伸ばすしかないということですね。
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それでは。