お父さん、がんばってます! ~最近の「母の日」「父の日」の動向からみるお母さんお父さんトレンド~
寒い寒い冬が終わって、怒涛の4月が終わり、もうゴールデンウィークが終わろうとしています。
何をするわけでもないんですが、お休みがいっぱいあるとウキウキしますね。
でも安心してばっかりもいられません。
なぜなら、5月の第2日曜日には国民的行事「母の日」が待ってます。そして、さらに1か月後の6月の第3日曜日にはこれまた国民的行事(!?)の「父の日」が控えています。
というわけで、今回のブログでは「母の日」と「父の日」のトレンドについて、考察をしたいと思います。
みんな大好きお母さん
当研究所でも2年ほど前に「母の日」と「父の日」のリスティングについて調査した記事がありました。
「母の日」と「父の日」の検索量は3倍違う!がんばれ日本のお父さん!
この記事では、アドエビスのデータから広告効果予測という観点から「母の日」「父の日」を比べています。
結果は、母の日が圧勝!
やっぱり、母の日は需要が高いんですね......
と、終わってはいけません!
リスティング広告のコンバージョンは、あくまで企業側が出している広告にどれだけ検索したがクリックしたかという指標です。
今回は、リスティングではなく世の中のトレンドを検索からとらえてみます。
「母の日」と「父の日」のニーズはいかに?
まず、googleでの「母の日」「父の日」についての検索ボリュームを調査します。
検索するときは、おそらく何か「プレゼント」に関することかと思い、
「母の日 プレゼント」「父の日 プレゼント」で検索ボリュームを調べました。
結果は、お父さんがんばってます!!
2年前のリスティング広告のCVは、お母さんの3分の1でしたが、検索ボリュームでは「母の日」735万8510、「父の日」では735万6990とほぼ僅差でした。
ということは、世の中的にはお父さんもお母さんもみんな大事に思っているということですね。
ただ、広告のCVはお母さんのほうが多い...。
ということは、リスティング広告の量がそもそも多いのか、「母の日」関連のリスティング広告がクリックされやすい構造なのか、どうなんでしょうか。
ここで終わってもよいのですが、どのクエリでの検索ボリュームがあるのかも詳しく見てみました。
「母の日」と「父の日」の検索ワードの違いは
クエリの調査結果は次のようになりました。
母の日に関しては、「おすすめ」や「カーネーション」、その他プレゼントにありそうなアイテムとの検索が多いですね。
父の日に関しては、「おすすめ」「定番」「人気商品」のボリュームが多く、トレンドというよりお父さんのプレゼントについてはちょっと悩み深く、「何あげたらいいか、分からん...」という感じでしょうか。
また、検索ワードにはなぜか「敬老の日」も含まれており2年前のブログで考察にあったとおり、敬老の日で挽回!という可能性も考えられそうです。
そして、父の日には「いつ」という検索ワードとの組み合わせも多く、「父の日、いつなん?」といったような疑問型クエリも母の日より多かった...。
母の日の「いつ」は6%に対して、父の日の「いつ」は13%で2倍以上!!
父の日は、6月の第3日曜日ですよ。みんな忘れないで。
まとめ
まとめると、母の日も父の日も大事で、検索ニーズは同じくらい。
敬老の日の需要もあり、母の日の取りこぼしへのフォロー、お母さんにもう一度プレゼント的なニーズがある。
父の日は日程的に忘れがちだけど、気にはかけている。
ちなみに、母の日には赤いカーネーションを贈りますが、父の日は黄色いバラを贈ります。
イギリスの国花のバラです。女王様って感じですが。
検索ボリュームは、下記のような感じでした。
カーネーションは、母の日が近くなる4~5月に検索ボリュームが上がりますが、バラは花の季節の5月に検索ボリュームが上がりますが、6月に特別に上がることはありませんでした。
「父の日」に関する検索ワードでも「バラ」も「薔薇」もなく、お父さんにバラを贈るという習慣も忘れ去られている!?
さて、父の日に贈るバラは黄色いバラ。
黄色いバラの花ことばは、「友情」「献身」「嫉妬」「薄らぐ愛」「別れましょう」...
う~ん。
それでは、今回はこのへんで。