人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

入社後の1年間の過ごし方を激しく後悔した若手のお話。

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OJTトレーナー研修での出来事です。

「どんな風に後輩(主に新入社員)を育てたいですか?」

という問いに対する答えを言いながらのウォーミングアップ(自己紹介タイム)を行っていました。

ある方(30代前半くらいだったか)の発言が聞こえてきます。


「自分が新人の頃、すんげー人見知りで、自分から外に出ていくというか、コミュニケーション取るってことをしないまま1年が経って、1年間で、OJTトレーナーの先輩としか会話したことがなかったんだけど、いざ、2年目になってOJT期間が終わって、自分でいろんな課題に取り組まなければならなくなったら、すんげー困ったんです。誰ともしゃべったことがないから、質問しづらい、頼みづらい、教えてもらいにくい・・・。あ、しまった!と激しく後悔して。

そうか、1年間は、OJTトレーナーがサポートしてくれたから、精神的引きこもりでも何とかなったけど、一人立ちしてからが苦労するんだな、と後の祭りなんだけど、本当に悔いたんです。

だから、今年、僕が面倒を見る新入社員には、積極的に社内人脈(社外でもいいけど)を作るように指導したいし、人を紹介するってこともしていきたい」


ああ、いい話。

どんな仕事でもそう一人で完結できることはなく、しかもそれがまだまだ発展途上の若手とか入社したての人であればなおさら。誰かに教えてもらう。誰かに相談する。誰かにサポートしてもらう。
・・・
そうやって仕事を先に進めるしかないのだけれど、1年間OJTトレーナーとさえ会話しておけばいいや、と精神的に引きこもっていたら、OJTトレーナーから離れた時、自分で誰にも頼れず(というか、誰に何を頼ったらいいのかわからず)、とーっても苦労したというのです。

この話、OJTトレーナーにも聞かせたいけれど、新入社員に聞かせたいいいエピソードです。

来年の新入社員では必ず伝えよう。

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ロングセラーになりました。経団連の方も読んでくださっているそうです。嬉しい。

  

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