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プロダクトマネジメントとイノベーション

米国金融機関よ、立ち直れ!

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米国では今年の2月上旬、金融機関の不良資産を買い取るバッドバンク構想を財務省が発表しましたが、具体性が無いという理由でかえって株価が落ちていました。オバマ政権が早くも大ピンチを迎えています。

とあるアナリストの方に聞いたところ、今晩、その具体的な施策が発表されるということで期待して待っていましたが、大方の予測通り、官民のファンドを作って不良資産を買い取り、その枠を1兆ドルまで拡大する可能性があるとのこと。

「官民」というが、いったいどんな民間企業が乗ってくるのか具体的になってないではないか!?という声がさらに拡がり、金融市場はさらに停滞するかもしれません。当該エコノミストによれば、90年代後半の竹中プランの方がかなり良かったとのこと。(受け売りです)

金融市場というのはIT業界にとっても非常に重要な顧客です。多くの先端IT技術はここで産まれ、ここで稼ぎ、それを糧に技術の普及を実現してきました。特に、米国の金融市場が立ち直らないとIT産業も踊り場を脱出できない可能性があります。

不良債権の買い取りに早く着手し、金融市場が一刻も早く立ち直ることを期待します。

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