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なぜ独立後も、往復2時間かけて、会員制ライブラリーに通うのか?

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7月に独立後、私は自宅ではあまり仕事をしていません。ほぼ毎日、会員制ライブラリー(平河町ライブラリー)に通っています。

自宅からは約1時間。往復2時間かかります。

「なんで自宅で仕事せず、2時間もかけて通うの?」と思われるかもしれませんね。

 

実際に、私は日本IBM在職中、会社が在宅勤務できる仕組みを用意していたこともあり、自宅でよく仕事をしていました。

会社での仕事と比べて、自宅での仕事はとても捗りました。

オフィスだとありがちな「仕事の割り込み」がないからです。

 

オフィスでは、大小様々な打合せがあります。スケジュールした会議だけでなく、ちょっと困ったときに近くの人に声をかけて相談することもあります。

私も、自分のチームのメンバーが仕事中に「ちょっといいですか?」と声をかけて相談することもよくありました。

そうして組織の仕事が回っていくのですよね。

組織としては必要なこのような「仕事の割り込み」は、しかし個人が仕事に集中するのを妨げます。

たとえば1〜2時間、何かの仕事に集中するのは難しいのです。

ですので、1〜2時間集中して仕事を仕上げるためには、仕事の割り込みが基本的にない自宅で仕事をすると捗るのです。

 

しかし、自宅は仕事環境がよいか、というと、必ずしもそうではないように感じています。

これは独立前でも、たとえば1週間の執筆作業をしていると実感しました。

なぜかというと、恐らく自宅が生活環境だからなのかもしれません。

執筆作業ではかなりの集中力が必要です。これが「本来はくつろいでリラックスする場所」である自宅だと、なかなか集中できないのですよね。没頭するような気分への切り替えが難しいのです。

ですので1−2年前に休暇期間に執筆していた頃は、自宅近所のカフェをハシゴしながら、執筆していました。場所を変えると、店の客が談笑する声もあまり気にならず、集中できるのです。

 

しかし独立後、日常的に執筆や講演資料を作るようになると、カフェのハシゴはなかなか難しいものがあります。

毎日カフェを長時間占拠するのは避けたい、でも店が結構混んでいてハシゴすると待たされる、ということに加えて、3時間程度集中して書いた後にカフェでは休憩が取れないのですよね。

そこで今年のGWで、思い切って会員制ライブラリーに入会しました。会員制ライブラリーであれば、飲食物の持ち込みが出来ますし、ソファもあるので疲れたら数十分程度は休むことも可能です。

さらにライブラリーのオープンスペースで打合せもできます。実際、私は1日に1−2回、色々な方々にお越しいただき、仕事の打合せをしています。

「会員制ライブラリー」ですが、実際にはシェアード・オフィスなのですね。

使い勝手は会社に勤務していた頃のオフィスと同等、むしろ休むスペースもあるので、さらによい位です。

 

自分の実感としては、自宅で執筆する場合と比べてライブラリーで執筆すると、あくまで感覚的なものですが、集中度が上がった状態が長時間続くことで、1日あたり2倍のパフォーマンスが生まれます。 

(蛇足ですが、会社勤務の頃でも、ライブラリーで仕事をしたら、さらにグッとパフォーマンスが上がったかもしれません)

さらに交通の便もよい(平河町ライブラリーだと永田町駅徒歩1分)ので、打合せにも便利です。

 

このように考えると、「通勤往復2時間かけても、ライブラリーで仕事をする方がいい」という結論になりました。(なお、2時間の通勤時間は座って仕事ができるように、早朝6時に家を出て、ライブラリーは午後4時頃に切り上げるようにしています)

ちなみに使わせていただいている平河町ライブラリーのフルタイム月会費は31,500円です。

ちょっとお高いように思えますが、アークヒルズと六本木にある会員制ライブラリーも使えますし、仕事の打合せでもたくさん活用させていただいています。

7月は、今日(7/26)までの26日間のうち21回(うちアークヒルズは9回)利用しています。ほぼ毎日ですね。

同じ場所で会社の事務所を借りると、恐らく10倍以上の金額がかかる上に、メンテ(掃除、電気水道ガス電話等の契約、その他諸々)は自分で行う必要があります。

これらを考えると、会員制ライブラリーは私にとって、本当に有り難い存在です。

 

 

 

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