今日はまじめにキーマカレー。ルーも水も使わずに、スパイスと食材で仕上げる本格派?
昨年のブログ
2009/09/22 そうだ、カレーにしよう!(野菜たっぷり激辛キーマカレーなnon-IT)
にて、フレークのカレー粉を使ってキーマカレーを作りましたが、今回は、ルーは使いません。
スーパーで購入可能なスパイス、挽肉、野菜などで、水も使わない汁っぽくない本格派なキーマカレーを。
◆Wikipedia キーマカレー(Keema Curry or Qeema Curry)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%83%BC
を見てみると、『少量の水で煮込む。しっとり感はあるがスープ状ではないことが多い』ということと、山羊(やぎ)肉を使うとあります。
宗教上の理由から、肉のチョイスは微妙なところではありますが、入手しやすい牛豚の安い合挽きを使用することとしました。(勿論、鶏挽肉でも良いのですが、野性味ある感じをイメージして牛豚をあえてチョイスしています。)
※下記、大は大さじ(15ml)、小は小さじ(5ml)の分量です。
-
◆食材
牛豚あいびき(400g)、玉ねぎ(大1個)トマト(2個)、ニンジン(1/2本)、ピーマン(3個)
◆ホールスパイス
ベイリーブス(2枚)、クローブ(7~10粒)、赤唐辛子(辛めなら大2または小4)
※クミンシーズを切らしていたのですが、なるべくカレーらしい香りの元であるクミンシーズは入れたいところです。 コリアンダーなどのホールものもあれば、ここで入れます。
◆パウダースパイス(中央上から時計回りで)
ガラムマサラ(小1)、パプリカ(小1.5)、コリアンダー(小0.5~1)、ナツメグ(小0.5)、カルダモン(小0.25~0.5)、ターメリック(小1~2)、チリパウダー(小0.5~1)、中央上:クミン(小1)、中央左:シナモン(小0.5)、中央下:塩(小1)
※後述しますが、辛みスパイスのカイエンペッパーがあるとベターです。
◆その他
バター(15g)、にんにく(大1かけ)、生姜(1かけ)
-
豆好きならば入れたいアイテム
レッドキドニービーンズ 1缶
半分以下のサイズも売ってますし、パックタイプのものなど、近年は入手しやすくなりました。
スーパーによっては、ひよこ豆などもあるので、私的にはオススメです。
-
サラダオイル(大1/2)、バター(15g)を火にかけ、ベイリーブス(2枚)、クローブ(7~10粒)、赤唐辛子(小4)を投入して、焦がさないように弱火で油に香りづけします。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
ニンニクと生姜のみじん切りを投入します。
ここでも焦がさないように、弱火で香りをオイルに移していきます。
-
白いニンニクが少し色づいてきたらOKです。
-
-
-
-
-
-
-
-
玉ねぎのみじん切りを投入します。
クミンシーズを最初に使わなかった場合は、クミンパウダー(小1・上記レシピ材料外)を加えてじっくりと弱火で炒めて行きます。
飴色になるまで、20分~30分掛ります。
混ぜながら、焦がさないように。
-
-
-
-
-
-
-
玉ねぎの鍋をヘラで混ぜながらとなりますが、併行作業で時間を短縮します。
フライパンに、サラダオイル(大1/2、上記レシピ分量外)をフライパン全体になじませたら、牛豚の合挽き肉を投入します。
ヘラでフライパン一面に広げたら、強火でしっかり焼き目を付けて下さい。
-
-
-
-
-
-
-
片面が焼けたら、裏返して行きます。
慌ててほぐさなくても、後の工程でほぐれてくるので、ここではシッカリと火を通すことに注力して下さい。
火がしっかり通ると、水分が透き通ってきます。
-
-
-
-
-
-
-
-
火が通ったところで、弱火にして、パウダースパイスを挽肉の山に、ぶっかけて下さい。
そして、全体になじむように、ヘラで混ぜ合わせて行きます。
混ざってくると、フライパンにスパイスが焦げ付きやすくなので、火を止めて余熱で混ぜ合わせて下さい。
-
-
-
-
-
-
-
しっかり混ぜていく過程で、挽肉がほぐれ、また、全体にスパイスが混ざっていきます。
野菜の炒めを待ちます。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
玉ねぎが飴色になったら、トマト・ニンジン・ピーマンのみじん切りを投入します。
全体を良く混ぜ合わせます。
ニンジンにもシッカリと火が通るように、手を休めずに一気に混ぜあわせます。
ここで、野菜からの水分が出てきますが、そのお陰で、挽肉+スパイスを投入した時に、水やスープを追加する必要がありません。-
-
-
-
-
-
-
挽肉+スパイスを野菜のフライパン(鍋)に投入します。
よく、全体がまんべんなく混ざるように、ヘラで切るように、また、底で焦げつかないように、ひっくり返しながら混ぜていきます。
混ぜ方が中途半端だと、味がまばらになってしまうので、この仕上げの混ぜが最も重要かもしれません。
-
-
-
-
-
-
-
10分もすると、こんな感じで。
もう、食べたい!という気持ちを抑えつつ、最終工程に入ります。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
キドニービーンズを投入します。
ここにも、煮汁の水分があるので、前工程で水分がほぼ無くなってきたところでの投入は、全体によく吸収してくれるスポンジ効果がでます。
手早く、ささっと切るように混ぜていきます。
-
さっくり混ざったところで、小さなスプーンで味見してください。
ここは、最後の辛みチェックポイントです。
-
-
-
-
-
辛みの調整も終えて、5分~10分ほどで、ほぼ仕上がりです。
が、できれば、2時間~3時間ほど、蓋をして寝かせてみてください。
本場でそんなことはしないかもしれませんが、やはり、全体が良く馴染みます。
水滴が蓋に付くので、何度かふき取ると、丁寧な仕事をする和食の世界の気分になります。
-
トマトとレタスをオリーブオイルとバルサミコ酢、イタリアンハーブソルトを混ぜ合わせたサラダをサイドに付け、盛り付けには「ゆで卵」です。
半熟卵の方が良かったかなぁ?
と、実食。
辛い!
ウマイ!
本格的な味!
と、いつもの自画自賛ですが、ここ1週間で、5食もカレーを食した介があるというものです。
味覚を本格派にならせておいたので、スパイスの微調整も良かったかもしれません。
また今後も、non-IT 食、まだまだ書き続けたいと思います。
--
◆カレー関連過去ログ
2010/05/30 今日はまじめにキーマカレー。ルーも水も使わずに、スパイスと食材で仕上げる本格派。
2010/05/23 ちょっと暑くなると、食や飲み物が変わります。
2010/03/31 明日のXperia発売ネタの前に、麹町のカレーやさんと、週末にかけてお花見行く人の為の皇居周辺プチ情報です。
2010/03/16 Specialオルタナトークで『俺のカレーは世界一!』という食がテーマなので、慌てて昨夜に作ってみた。
2010/02/20 冷たいカレー蕎麦。
2010/01/03 2010年の初調理。 (ツナカレーペースト&手作り餃子入りの中華風雑煮も)
2009/12/15 インド・パキスタンの本場カレー店にたまに行きたくなります(アリシディーク編)
2009/09/22 そうだ、カレーにしよう!(野菜たっぷり激辛キーマカレーなnon-IT)
-
辛みが足りない!というかたは、上記レシピにも記載したチリパウダーでも良いですが、ホットガラムマサラやハバネロペッパーなども良いと思います。
ホントは、カイエンペッパーが良いのですが、次回までにはゲットします。-
【追記】カイエンペッパーは、アジア(日本・韓国中国・インド・パキスタンなど)の赤唐辛子なので、韓国産などの赤唐辛子パウダーがあれば代用可能ですね。
http://www.gaban.co.jp/catalog/product/ss/kaen_p.html
-