JavaFesta札幌と、アジャイル札幌に参加しました。
二つの札幌でのイベントについて書きたいと思います。
- JavaFesta 札幌に参加しました。
- アジャイル札幌で囲まれました。w
JavaFesta 札幌は、これまで3回(もしかしたら4回?)呼んで頂き、プロジェクトファシリテーション、マインドマップとソフトウェアのビジュアル表現、などを話しましたが、今回はガチでアジャイル開発について話ました。過去は、アジャイルの認知が国内で進んでいないこともあり、分かりやすい内容にしましたが、今年はアジャイルが本筋だと思ったからです。
内容はこちらです。
アジャイルのビジネス環境からの必然性(仕様を決めて作ると65%が無駄)、アジャイルの意味(ビジネス目的と開発のミッションとリスクの整合)、リーン、TPS、アジャイル、XP、Scrumの歴史的関係、そして今話題のKanbanについて。それから、アジャイルのプラクティスや成果の数値を含んだレポート(どのプラクティスが使われている?生産性と品質は上がる?)などです。
でも、一番伝えたかったのは、「ビジネス」と「プロセス」の狭間に落ちてしまいがちな、ソフトウェア開発現場の悩み、についてどう答えるか、ということです。
ぼくは、アジャイルに目覚めたのがXPという手法に出会ったことがきっかけになっていて、そこには、"Energized Work"というプラクティスがあります。これは、仕事にエネルギーを注げるような、心理的、社会的、な環境を自分の周りを変えることで作る必要があります。
現実の自分の仕事で、理想論のアジャイルをやろう、という気合はあっても、それが例えば上司の理解、顧客の理解を得られないとか、会社のやり方と合わない、なんてことは普通なんです。ぼくたちはいつも、理想をキープしながら現実を受け入れながら自分の周りを変えていきたい、難しいけど、という泥の中にいる。それはいつでもそうなんです。それでも、現場をよくしたい、という気持ちは忘れてはいけなくてそのエネルギーをどうやってリチャージするか。
ぼくはこの鍵が、JavaFestaのようなコミュニティ活動に1つはあると思っています。それぞれの現場での悩みはあっても、理想をもつ同士が悩みを交換できる場。そして、外から来た識者の話を聞く場。これがあることで、札幌のエンジニアに横のつながりができ、会社という縦のつながりを超えて、仕事のやりがいを共有できる。そんな可能性が、実はワールドワイドで起こっているんです。それを伝えたかった。
機会をもらった、新さん、瀬戸田さん、ありがとうございました。
講演の最後で紹介した札幌のコミュニティ、および主催者は、
- アジャイル札幌の鈴木さん
- Ruby札幌(from sappro, with love for ruby.)の島田さん(@snoozer05)
- アジャイルサムライ読書会、札幌道場のオム子さん(@irasally)。当日のブログはこちら。
です。ぜひ、アクセスしてください。
それから、会場では、久しぶりに札幌を拠点にしてコンサル活動をされている神崎さん、アジャイル会で新ネタを次々に作り出している牛尾さん、新しいクラウド環境を日本で精力的に紹介している玉川さん、Sun時代からJavaの情報を提供してくれている寺田さん(桜庭さんが共通の友人だと分かりました)、などなど、久しぶりに出会えてうれしかったです!日本を変えていきましょう。
さて、もう1つ。
前日のアジャイル札幌ですが、今年の1月にも呼んで頂きましたが、今回札幌に前日に入るということで、無理をいって会を作ってもらいました。
- アジャイル札幌特別編、「平鍋さんを囲む会」(ATND)
東京エレクトロンソフトウェアテクノロジーズに会場をお借りして、30人くらいの札幌の元気なエンジニアが集まってくれました。内容は、リーンスタートアップです。リーンという考え方が、さまざまな業界に影響を与えるなか、スタートアップ(起業)の文脈でどういう流れが起きているかを話したつもりです。
周辺資料は、
です。当日の様子を書いてくれたブログです。
- レポートbyトラスティア株式会社のエンジニアの方
- オム子さんレポート
- そのほか、たくさん、あると思うので、書いた方、このブログにコメントを。
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北海道では、いつも元気をもらいます。鈴木さん、島田さん、本当にありがとうございました。