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雨乞いをする本当の意味

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雨が降るようにお祈りをする雨乞い。
儀式として、山頂で火を焚いて太鼓をたたいたり、水を汚すことで水神を怒らせて雨を降らせようとするようなやり方もあるそう。
 
この儀式は何故行うのでしょうか?
 
昔の人だから、迷信を信じてやっていた?
 
私が聞いたことがあるのは、雨乞いをやることで雨が降るわけないことは、昔の人も分かっていたのだそう。科学的な知識はなくても、人生の中で何度祈ってもうまくいかないことなんて沢山あるのは、きっとどの時代に生まれても一緒。
 
じゃあ、なぜ雨乞いをするのか?
 
その目的は、危機的な状況であることを村の人全員で認識し、災害に対して立ち向かうよう気持ちを一つにすると聞いたことがあります。
 
なるほど。
危機的状況になったら、何か雨乞いの儀式的なことをするのはアリかもしれません。
緊急会議とかでしょうか。儀式化して毎回同じことをやることで、大勢の人に一瞬で危機的状況を認識してもらえるし、やる側も何をやるのか考える手間や時間が省けて、中身の話ができる。いつもやっちゃうと危機意識が薄れてしまうので、本当に危機の時だけ。
 
 
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