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ロボット白書2014(7)地域におけるロボット開発

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日本全国で、自治体と大学、企業が一体で地域課題の解決や産業振興などを目的としてロボットの研究開発が行われています。

福岡

福岡県では、平成17~19年度に九州大学が中心でロボットタウンの実証研究を行い、

(1)ロボットの活動を支援するための環境センシング技術及び
(2) 環境情報とロボット間の情報流通制御を管理するタウンマネジメントシステムに関する研究開発

を行っています。(ニュースリリース)。

また、新たなロボット産業の創出を目指し、研究開発の推進、国内外への情報発信、産業化の検討及びロボットに関する理解増進を図る中核的組織としてロボット産業振興会議(福岡県、北九州市、福岡市)を平成15年に設立しています。

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ロボット産業振興会議
http://www.f-robot.com/about/prospectus/

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http://www.f-robot.com/about/

大阪

大阪府では、次世代ロボット開発ネットワーク(RooBO)、ネットワークロボットフォーラム(NRF)が設立されました。

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次世代ロボット開発ネットワーク(RooBO)
http://www.roobo.com/

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ネットワークロボットフォーラム(NRF)
http://www.scat.or.jp/nrf/

次世代ロボット開発ネットワーク(RooBO)、ネットワークロボットフォーラム(NRF)は2014年7月1日に、統合され新たにロボット事業開発コンソーシアム「i-RooBO Network Forum」を設立しています。

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i-RooBO Network Forum
http://iroobo.jp/

本フォーラムでは、スマートフォンと連携するロボットなど、「モノのインターネット(Internet of Things, IoT)」分野における新しいロボットの試作開発、実証実験、社会実装までを目指しています。

大阪市は、平成25年に大阪市は新事業創出の拠点としてイノベーションハブを開設し、-RooBO Network Forumなどロボットを活用したスタートアップ支援なども行っています。

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大阪 イノベーションハブ
http://www.innovation-osaka.jp/ja/

神奈川

神奈川県では、平成18年にかわさき・神奈川ロボットビジネス協議会を設立し、川崎・神奈川がロボット関連産業の中心地となることを目指して、推進体制を確立し、ビジネスモデルの確立、新たな市場の創成、安全に関する社会のコンセンサスづくり、産学・産産連携の推進など、ロボットビジネスが成功する環境づくりを図っています。

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かわさき・神奈川ロボットビジネス協議会
http://www.robot-net.jp/index.html

平成25年にはさがみロボット産業特区が認定され、この沿線地域等を対象として、ロボットを開発する時のハードルとなる様々な法令の規制の緩和や実証実験のサポートなど生活支援ロボットの実用化に向けた実証実験を行う計画を進めています。

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さがみロボット産業特区
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f430080/

茨城県

茨城県ではつくば市が、平成23年にモビリティロボット特区に認定され、モビリティロボットの社会的な有効性や歩行者等との親和性、社会受容性などの生活支援分野など人にやさしい次世代ロボット関連産業を育成するため、産学官の連携体制の取り組みを行っています。

こういった背景を受け、産総研や筑波大などが中心となり、人にやさしい次世代ロボット産業の育成にむけて、モビリティロボット実験特区や実環境におけるロボットの実証実験を推進するためにロボット特区実証実験推進協議会を設立しています。

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ロボット特区実証実験推進協議会
http://council.rt-tsukuba.jp/

つくば市では、ロボットスーツHALを提供するサイバーダイン社の取り組みが注目されています。

 

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