絶対落ちたくない・・・(前編)
こんにちは!服部 めぐみです。
今回は、フランスの大学院から帰国された
Iさんのお話をご紹介します。
Iさんは、7年間勤務された銀行をご退職され、
スペシャリストになるために専門知識を身につけようと、
金融工学を学びにフランスの大学院へ通われました。
そして、帰国されて間もなく、
エイブリックへご相談にお越しになりました。
元銀行員を感じさせるしっかりとした受け答え。
好感を持たれるお人柄と、ブランク期間を補う専門知識。
今後のキャリアの方向性も明確でしたので、
ご転職活動は比較的スムーズに進むのではないか、
と思われました。
ところが…。
Iさんのご希望・ご経験に合うと思われた求人を、
いくつかご紹介させていただいたのですが、
なかなか「応募したい」というお声はいただけず・・・(>_<)。
『もしやご希望と違うご紹介をしてしまっている・・・!?(汗) 』と焦り、
「違うところがあったら教えてください!!」とIさんにご確認。
事業内容? 会社の規模? それとも仕事の内容? 経営者の考え方?
どこが違うのか、いろいろな角度からご質問させていただきましたが、
Iさんからはっきりとしたお返事はいただけませんでした・・・。
そんな中で、次にご紹介させていただいたのが、
ある企業さんの金融工学研究所でのお仕事。
「研究員」という職は、Iさんの口からご希望の仕事として
いただいていたものではありませんでしたが、
Iさんのご経験や、今後目指していきたい方向とはマッチしており、
ぜひご応募を検討していただきたい案件でした。
しかし、Iさんからいただいたのは、
「研究員という職は考えたこともないですし、
応募して大丈夫かどうか自信も持てないです・・・。」
というお返事でした。
この「応募することに”自信が持てない”」というキーワード。
実はこの理由で転職活動を足踏みされている方は少なくありません。
このお返事をきっかけにIさんとお話ししてみますと、
「この求人に興味がある!」
「この仕事にチャレンジしてみたい!」
という気持ちよりも、
「とても受かりそうにない・・・」
「経験不足で落ちてしまいそう・・・」
という不安が大きく、
今までの求人に対しても応募には一歩踏み込めなかった・・・、
という本音を話してくださいました。
また、「フランス大学院で学んできた」ということも
逆に「失敗できない!」という自分自身へのプレッシャーに
なっていたようです。
落ちてしまいそう・・・。落ちたくない・・・。
身動きが取れなくなってしまったIさん。
Iさんの転職活動の続きは、次回ご紹介します。
それでは。 (*'-')ノ~~
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